イージス艦よりイージス・アショア優れると総理

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 安倍晋三総理の施政方針演説を受けた代表質問が22日、衆院で始まり、立憲民主党の枝野幸男代表は防衛予算に関連して地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の設置について安倍晋三総理の考えを質した。

 枝野代表は「2020年度本予算案には設置場所も決まっていない『イージス・アショア』に129億円が計上されている。イージス・アショアの設置が、コスト面・運用面でイージス艦の配備より優れていると言えるのか、具体的根拠を示して説明するよう」求めた。

 安倍総理は「イージス・アショア2基の取得に要する費用は施設整備費などを除いて約4000億円を超えるものと見積もっている。一方、海上自衛隊の最新イージス艦2隻および30年にわたる維持・運用などに約7000億円かかると見積もっている」と述べた。

 また「イージス・アショアは弾道ミサイルの脅威から我が国全域を24時間、365日、長期にわたり、切れ目なく防護することが可能だ」と強調。「(イージス艦は整備や補給のため定期的に寄港しなければならないため)切れ目のない防護態勢をイージス艦のみで構築することは困難だ」とした。

 安倍総理は「コスト、運用の両面でイージス・アショアの方が優れている」と断言した。しかし、コストが実際にイージス艦2隻より低く抑えられるのか、施設整備費用などが加わった場合の推計値は、例えば当初候補に挙がっていた秋田や山口のケースでも示されなかった。(編集担当:森高龍二)