美白のパイオニア・三省製薬(株)、2020年より新たな海外展開へ!!

2020年1月20日
三省製薬株式会社

美白ニーズの高まる東南アジアに、オリジナルブランド「デルメッド」で進出 !!
◇ 未来ビジョンのコンセプト「よりよい成分 よりよい化粧品4.0」における海外展開が本格化。
◇ 美容成分開発から製造、販売まで、化粧品づくりに関わる全てのサービスも提供。

美容成分の開発・製造・販売とオリジナル通販化粧品ブランド「デルメッド」を展開する三省(さんしょう)製薬株式会社(本社:福岡県大野城市 代表取締役社長:陣内宏行)では、2019年12月に決定した未来ビジョン「我が社の未来像」における当社のコンセプト「よりよい成分 よりよい化粧品4.0」にもとづき、2020年より海外展開を本格化させていきます。

海外展開における柱は2つあります。1つは、日本で初めて美白有効成分の承認を受けた、当社開発による「コウジ酸」などを配合したオリジナルブランド「デルメッド」の輸出販売。もう1つは美容成分の開発から製造、販売まで一貫して手掛ける当社ならではの「バリューチェーン」(※リリース文末のイメージ図ご参照)を活かした化粧品づくりに関わる全てのサービスの提供です。

まずは近年、美白市場が拡大している東南アジアや中東地域で「デルメッド」を展開していきます。2019年には、中国、ベトナム、マレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)において、商品登録を行い、同年秋より輸出をスタートしました。当面は主にEC販売を主軸に浸透を図りつつ、現地パートナー企業の開拓や連携を進めていきます。将来的には、東南アジアや中東エリアの周辺国への拡大、インド、ロシアへの進出も狙っていきます。
さらに、当社の「バリューチェーン」を活かし、海外企業を対象とした美容成分のB2B販売、OEM・ODM受託(※1)、安全性・安定性・有効性試験の受託、自社製品を日本で販売するための薬事業務の代行など、化粧品づくりに関わる全てのサービスも提供していきます。
当社事業開発部内に海外チームを配置し、さらに海外営業経験のある外部人材を中東担当、アジア担当として登用し、本格稼働していきます。

漢方薬局をルーツとする当社は1960年代にシミ治療の医薬品外用剤として「プラセンタ」の開発・製品化に成功しました。そして、1980年の薬事法改正後は「コウジ酸」で医薬部外品の美白有効成分の承認を日本で初めて取得しました。美白のパイオニアである当社が、美容成分の開発力、配合力、製剤力という強みを武器に、いよいよ海外の美白市場・化粧品市場に本格進出することとなります。

2020年は、当社のミッション「いつまでも若々しく、美しくありたいという人類の根源的欲求に応え、社会に貢献する」を世界で実現していくための第一歩を踏み出します。

※1 OEM:当社が製造メーカーとして、他社ブランド製品の製造を受託する事業。
ODM:商品企画の段階から他社ブランド製品の製造までを受託する事業。

【当社が進出する海外市場について】

アジアでは、きれいな肌に加えて色が白いことがステイタスの象徴、憧れの対象とされており、近年は美白志向が高まっています。日本の文化も広がりをみせ、高品質なメイド・イン・ジャパンへの期待、需要も高まっています。人口の増加とともに化粧人口も増えており、美白のパイオニアである当社のチャンスが広がります。

また、シミやそばかすを防ぐだけではなく、色ムラのない肌へのニーズも広義の美白ケアにつながると当社は考えています。性別や人種に関係なく、肌悩みを感じ始める年代の方々に、当社の成分力、配合力、製剤力から成る”デルメッド テクノロジー”を駆使したブランド「デルメッド」を紹介していきたいと考えています。

<ご参考 :当社が進出する各国の化粧品市場と特徴>

●中国
中国国家統計局によると、2018年の中国の化粧品小売総額は前年比4.2%増の2、619億元(約4兆1,904億円、1元=約16円)。日本の約2.5倍。中国における化粧品の輸入統計によると、2018年は前年比69.2%増の98億9,241万ドルと過去最高。国・地域別では、日本は2位(前年比91.4%増)。日本の化粧品には「安心・安全なイメージ」があるとされている。
(※ジェトロ資料「市場の拡大とともに競争が激化する中国の化粧品市場」より)

●ベトナム・マレーシア
2018年度のベトナムの化粧品市場は560億円(前年比7.9%増)、2019年度見込みは603億円(同7.7%増)。2018年のマレーシアの化粧品市場は898億円(前年比6.9%増)2019年度見込みは963億円(同7.2%増)(※TPCマーケティングリサーチ社資料より)。紫外線が強いエリアで美白への関心が高まり、ネット通販のニーズも拡大しているようです。

●UAE
UAEにおける化粧品の一人当たりの消費額は月額247米ドル(約3万円、2016年)で中東市場では1位、世界では9位。(※ジェトロ資料「UAE/ドバイにおける化粧品市場の状況」より)

【オリジナル通販化粧品ブランド「デルメッド」について】

当社の強みの源泉は、製薬のメソッドで「美容成分の開発」から自社で取り組むことができる「成分力」です。「成分力」には、美容成分の開発だけではなく、本当に効果が期待できると見極める分析力の意味も込めています。加えて、安全性や安定性を確認しつつ効果を最大化させる「配合力」と香りやテクスチャーなどエモーショナル性と機能性を両立させる「製剤力」という製薬由来の技術力・メソッドを結集させた「デルメッド・テクノロジー」を駆使して化粧品づくりに取り組んでいます。

「デルメッド」は、「コウジ酸」をはじめとする、自社開発による美容成分の優れた効果をお客様に直接お届けしたいとの想いから1993年にスタートしました。ブランド名は「DERMATOLOGY(皮膚科学)」 「MEDICAL(医療の)」 「MEDICINE(医薬)」という3つの言葉に由来しています。シミ、シワ、たるみなど、肌悩みを感じ始める30代から60代以上の方まで、幅広い層の女性から多くの支持をいただいています。

【当社のコンセプト「よりよい成分、よりよい成分4.0」とバリューチェーンについて】

当社は2019年12月、未来ビジョン「わが社の未来像」を決定し、従来の「『よりよい成分 よりよい化粧品』を開発し、生産、提供することで、社会に貢献する」という当社のコンセプトをバージョンアップし、「よりよい成分 よりよい化粧品4.0」と定め、第4段階の新たなステージに挑戦しています。新たな取り組みとして、商品開発においては、これまでの『有効性・安定性・安全性』に、新たに『エシカル、エコ、サステナビリティ』の概念を加えたものづくりを推進しています。

「よりよい成分 よりよい化粧品」への取り組みの第1段階は、1995年の社長直轄の品質保証センターの設立による品質・安定性の保証体制の構築です。第2段階は、2000年のISO9001の全社一体登録です。第3段階は2013年、他の化粧品会社による商品事故を目の当たりにしたことで、安全性をより一段と検証する仕組みを構築し、安全性を強化したことが挙げられます。そして、2019年、大阪サミットで廃プラや海洋汚染が問題となり、世界的に環境問題への取り組みが重視されるようになり、第4段階として、エシカル、エコ、サステナビリティを取り入れる時だと経営判断しました。すでに、当社の提携農園(福岡県糟屋郡宇美町)では安全・安心な素材づくりへの取り組みをスタートしました。今後も、美容成分の素材植物の生産を拡充していくことを目指しています。

また、当社は、当社内で美容成分から製造・販売までを手掛ける一貫体制を敷き、これをバリューチェーンとして推進するユニークなビジネスモデルを構築しています。

【三省製薬株式会社 会社概要】

■社 名 三省製薬株式会社(Sansho Pharmaceutical Co.,Ltd.)
■創 業 1960年3月
■代表取締役社長 陣内 宏行
■資本金 8,767万円
■売上高 28億5,590万円 (2019年3月期現在)
■事業所 本社
〒816-8550 福岡県大野城市大池2丁目26番7号
鳥栖工場(化粧品GMP適合工場)
〒841-0048 佐賀県鳥栖市藤木町5番1
■事業内容 化粧品原料の開発、製造、販売
医薬部外品・化粧品の開発、製造、販売(通信販売・OEM)
■社員数 140人(パート社員含む)
■URL https://www.sanshoseiyaku.com/
https://www.dermed.jp/
https://sanshoseiyaku.com/beautyscience/