原爆症認定訴訟で1人訴え取り下げ 原告死亡に伴い

 長崎原爆で被爆し、下咽頭(かいんとう)がんと肺がんを患ったのに原爆症認定申請を却下されたのは違法として、長崎市の男性=係争中の昨年8月、77歳で死去=が国に却下処分取り消しを求めた訴訟で、原告側が訴えを取り下げていたことが22日、分かった。取り下げは1月6日付。
 原告側弁護士によると、男性の死去を受けた遺族の意向を踏まえ、訴えを取り下げたという。

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