町立金山診療所だより ほっとクリニック vol.131

©株式会社VOTE FOR

■介護予防の第一歩は食事から! 「高齢者の栄養管理」について
町立金山診療所 管理栄養士 柿崎真貴(まき)
健康で元気に老後を過ごすためには、栄養のバランスや規則正しく食事をすることが、非常に大切です。高齢になってくると体が不自由になったり、食事の内容が偏ったり、栄養が十分にとれていない場合が多くなってきます。
【高齢期の食欲不振の原因】
・活動量の低下
・噛む力・飲み込む力の低下
・義歯の不具合

【高齢者の低栄養】
(1)偏りがちな食生活による食事摂取量の減少。
(2)加齢による消化機能の低下。
(3)体に必要な栄養素の不足。

エネルギー・たんぱく質が、欠乏した状態

「低栄養」という。

【高齢期に不足しがちな欠乏症】
●たんぱく質
・体力・免疫力を上げる。
・血管が細くなり、脳卒中の危険性が高まるのを予防。
《たんぱく質の多い食品》
肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品

●食物繊維
・便秘予防につながる。
《食物繊維の多い食品》
豆・穀類・野菜・きのこ・こんにゃく・海藻

●ビタミンC
・鉄の吸収を高める。
・抗酸化作用。
・コラーゲンの生成に必須。
《ビタミンCの多い食品》
果物・芋類・ブロッコリー

●マグネシウム
・骨を健康に保つ。
・体温や血圧を調整する。
《マグネシウムの多い食品》
大豆製品・木の実・海藻

●鉄
・貧血予防。認知力低下予防。
《鉄分の多い食品》
赤身肉・レバー・海藻など

●カルシウム
・健康な骨と歯を作る。
・精神を安定させる。
《カルシウムの多い食品》
乳製品・葉菜類・小魚

●亜鉛
・味覚障害や皮膚炎の予防。
・感染症の予防。
《亜鉛の多い食品》
牡蠣・牛肉・ごまなど

※栄養管理に間食は効果的!果物や乳製品、芋類などを上手に取り入れましょう。

【おわりに】
食は命の源です。
ご高齢者、ご家族や介助者の方々の参考に、そして今後に繋がるものとなっていただけたら幸いです。