いまこそ集落創生 第22回 飛森地区

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新庄から金山にぬける上台峠から望む金山三峰。そのひとつ、最も西に位置する薬師山の麓に飛森地区はあります。地区名の由来を調べると、これが実におもしろい。薬師山はもともと東の熊鷹森に対して、西の鳶(とび)森と呼ばれていたそうで、いつからか「飛びの森」なったという説が有力のよう。他にも説はありますが、金山町史にも地区名の由来として記載されています。
およそ100名(35戸)が暮らしていますが、年々戸数も人口も減少傾向。その中でも、住みよい活気ある地区を目指して、全員運営で整備などを行っています。その一例を、文化部長の三上寛治(かんじ)さんから伺いました。「数年前までは、冬になると道路がよく水上がりになり、困っていた。今では融雪溝が整備され、長い冬も安心して除雪できる。また、墓地に通じる道路も車で行けるように拡幅したところ、お盆の様子も変わった」と各種整備の成果を語ります。さらに、交流の場となっているのが、整備したグラウンドゴルフ場。年に一度、グラウンドゴルフ大会が開催され、終われば老若男女で焼肉を食べて盛り上がるそうです。
「比較的行事の多い地区だ」と続ける三上さん。春には各組にある花壇への花植え、夏には7つの神社の清掃や祭典、秋には運営方針を考える契約講、冬には元朝の礼やお歳灯など。「今まで通りに運営することが、難しくなってきた。行事の意味や思いを考えて、少しでも長く続けていくことが、先輩方が守ってきた地区の伝統を引き継ぐことになる」。三上さんは、活気ある地区のためにできることを力強く語ってくれました。