昨年限りで2010年代が終わり、今年からは新たな2020年代を迎えた。
ここでは、『Soccerbible』による「2010年代最高のスパイクTOP30」の30~11位を見てみる。
30位 Nike Tiempo Legend V
2013年12月にローンチされたこのスパイクから始める。ティエンポシリーズは何十年にも渡って展開されており、2020年代に向けて順調に進んでいる。
キルティングデザインと分割されたカラーリングの第5世代はこの10年間のおけるトップのひとつだった。
29位 adidas COPA 19+
リスクを承知で、adiadsによる靴ひもなしスパイクではCOPA19+が最高だと言おう。
adiadsは全てのサイロで靴ひもなしバーションを展開しているが、靴ひもありバーションのほうが人気な傾向にある。ただ、COPAはクッション性のある各種ゾーンのおかげで、靴ひもなしバーションのほうが優れている。
28位 PUMA V1.11
アグエロ、終了間際、タイトル獲得。このスパイクはプレミアリーグ史上最もドラマティックだったマンチェスター・シティの逆転優勝に直結している。
このサイロは2010年にローンチされた。アッパー、レースカバー、合理化されたデザインは時代の先を行っていた。この10年で最高のPumaスパイク?
27位 adidas COPA Mundial Whiteout
これは純正主義者のための物かもしれない。
だが、adidasがCOPA mundialを30年間もいじらないでいることを考えると、このカラーアップデートは非常に重要なものだった。驚くほどシンプル。
26位 PUMA Future 18.1 NetFit
靴ひもなしスパイクの過大な評判が流れるなか、Pumaはこのスパイクで靴ひもが問題になるのかを突きつけた。このサイロは靴ひもを結ぶことで完璧なフィット感を得られるオプションを選手に提供している。
25位 adidas F50 adizero 2011
このつま先に向かって流れ落ちるようなストライプは2011年を定義するデザインパターンだ。
24位 adidas GLITCH
この10年間における最も破壊的なリリース、もしかしたら史上最も破壊的かもしれない。
GLITCHはこれまで見たことがない2ピース構造になっており、選手が試合ごとに美的感覚(見た目)を切り替えることができる。
23位 Nike GS
持続可能性にフォーカスしたNikeは2012年に限定盤であるこのGS(Green Speed)を発表。
全てはリサイクルされた材料から作られており、限定的な数だけリリースされた。2012年五輪でネイマールが着用したことで画期的な瞬間はより強化された。
22位 Nike Mercurial Superfly IV BHM
もっと上位にしなかったことを後悔している。
第4世代のスーパーフライはマーキュリアルが初のハイカットになった点で重要だった。このBlack History Monthは崇高なデザイン。
21位 adidas Predator Accelerator Gold ZZ
この再リリースされた黄金のAcceleratorをランキングから除外することなどできるだろうか(かかとのZZはジネディーヌ・ジダンのイニシャル)。
adidasにとっては選手を喜ばせる安易なアイデアだ。だが、それでも素晴らしい。
20位 adidas Predator Accelerator DB
真っ白でハイカットなAcceleratorの限定版。このスパイクを履いたデイヴィッド・ベッカムの最も象徴的な時期を讃えるものだ。古きプレデターの歴史と新たなシルエットの革新を祝福するという事実以上のものになっている。
19位 Nike T90 Laser I Re-Issue
再々リリースされたこのモデルをこの順位にするのはややきわどいと感じている。
以前にやったことがあるのですでにアイデアは存在していた。Nikeは真に新たな革新にチャレンジしなかったが、当時これを見た時には非常にノスタルジアを感じさせた。
18位 Nike Mercurial Vapor X
2014年4月にVapor XはSuperfly IVの陰に隠れることになったが、これをお気に入りに推す。
美しく柔らかく滑らかなアッパーが足の形状に馴染み、最もクッション性のあるフィット感を実現した。現在はニット系スパイクが市場を支配しているが、まだ居場所がある。
17位 Nike Mercurial Superfly CR7 Rare Gold
2015年1月、Nikeはバロンドールを受賞したばかりのクリスティアーノ・ロナウドにすぐさまこのシグネチャーモデルを用意。
世界で333足だけ発売された。このゴールドのデザインはプレミアムなシグネチャースタイルを定義するものだ。
16位 adidas ACE 17+ Purecontrol PP
現在ポール・ポグバはadidasで自身のシグネチャーモデル第6弾までを発表しているが、この初段はいくらか衝撃的だった。
15位 Nike Mercurial Vapor R9 XV Chrome
1998年W杯で元祖ロナウドがオリジナルモデルを着用してから15年が経ったのを記念した復刻モデル。
Nikeの顧客に世界で15足だけが贈られた。その希少性ゆえ、いまだに世界で最も価値があるスパイクのひとつになっている。
14位 Nike Mercurial Vapor FlyKnit Ultra
この黒に金のアッパーの限定モデルはトップ15に入るのに十分すぎる。
13位 adidas Predator Mania Champagne Re-Issue
あぁ、また復刻版だ。このManiaには永遠に誘惑されるだろう。ノーとは言えないし、謝るつもりもない。
12位 adidas X 99.1
X 99.1は99グラムだったオリジナル版へのトリビュートだったが実際に着用できる。史上最も軽い着用可能なスパイクだ。見た目も素晴らしい。
11位 Nike What The Mercurial
2016年に発表されたこの限定版Mercurialは、この10年で最も破壊的なMercurialだった。
最も記憶に残る16のMercurialのカラーリングを祝うために16のデザインをスライスしたもの。世界でわずか3000足が発売された。