運転再開待つ車内にイルミの温もり 運休中の箱根登山鉄道・強羅駅

イルミネーションで装飾されている車内=箱根町強羅

 箱根登山鉄道の強羅駅(箱根町)で、復旧後の運転再開を待つ車両がイルミネーションで彩られている。台風19号の直撃から3カ月余り。寒い冬に訪れた観光客を温かい光で包み込んでいる。

 台風の影響で寸断した温泉供給が再開するなど復旧が進む強羅地区。関係者は「例年並には届かないが客足は戻ってきた」とするものの、登山鉄道は箱根湯本─強羅間で運休中だ。

 イルミは、強羅エリアを活気づけようと同社と箱根強羅観光協会が企画。2両の車内や周辺を計約3万個のLED電球で装飾し、観光客らに開放している。川崎市多摩区から訪れた小学2年鴨下侑和君(8)は「キラキラしていてきれい。電車が動いたらまた乗りたい」と話した。

 点灯は3月末までの予定で、午後4時~同10時。問い合わせは、同鉄道電話0465(32)6823。

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