東武鉄道 全174駅 全駅係員 全乗務員にAI通訳機 ポケトーク 1600台導入! 2020年3月末日までに配備し、訪日外国人への対応強化

東武鉄道 全174駅の全駅係員、全乗務員に!

東武鉄道は、無人駅と委託駅をのぞく全174駅の全駅係員と、全乗務員にAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を合計1600台導入。利用者との対話形式での案内を拡充させる。

浅草・東京スカイツリータウンエリアや日光・鬼怒川エリア、川越など、訪日外国人(インバウンド)に人気の高い観光地が点在する東武鉄道沿線で、AI通訳機を全スタッフに携帯させることで、訪日外国人と対話形式で案内することで、受け入れ環境強化を図る。

2020年1月末日までに全駅係員 全乗務員に

POCKETALK(ポケトーク)は、ソースネクストが提供する互いに相手の言葉を話せない人同士が、自国語のまま対話できる双方向のAI通訳機。

英語・中国語・スワヒリ語など74言語に対応し、55言語で音声とテキストに、19言語でテキストに翻訳できる。

東武鉄道はこのポケトークを、ことし1月末日までに順次、東武線全駅(無人駅・委託駅をのぞく)174駅750台(1月7日設置済)、特急列車車掌100台、2020年3月末日までに全乗務員(運転士・一般列車車掌)750台、合計1600台を配備する。

「沿線観光地へのインバウンド増加率NО.1を目指す」

東武鉄道は、2015年に駅と特急(スペーシア・リバティ・りょうもう)車掌に、翻訳ソフトを備えたタブレット端末を導入。

2018年には、輸送障害の発生状況を多言語で自動放送できるタブレット端末を浅草・とうきょうスカイツリー・北千住・足利市・下今市・東武日光・鬼怒川温泉・池袋・川越の9駅に導入。

2019年には、駅構内で多言語運行情報へのアクセス先を案内するQRコード付掲示物を掲出、ホームページの運行情報(列車遅延・運転見合わせ・振替輸送区間等)を多言語化、Twitter で運行情報を配信するなど、さまざまな訪日外国人対応サービスを展開してきた。

―――長期経営ビジョンで「沿線観光地へのインバウンド増加率NО.1を目指す」を掲げる東武グループは、「今後も様々な施策を実施し、訪日外国人客が安心して鉄道を利用できる環境整備を推進していく」という。

写真:東武鉄道
文:鉄道チャンネル

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