市原隼人&佐藤大志「おいしい給食」印象深い撮影振り返る

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市原隼人&佐藤大志

 市原隼人主演で、昨年秋に放送された連続ドラマ「おいしい給食」(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほか)のDVD発売を記念する「舞台あいさつ付上映会」が23日、東京のイオンシネマ・シアタス調布であり、市原と、共演の佐藤大志武田玲奈綾部真弥監督が出席し、それぞれが印象深かった撮影の思い出を楽しく語り合った。

【写真】市原隼人、巨大スプーンに笑顔

 本作は、給食マニアの教師・甘利田幸男(あまりだ・ゆきお/市原)と、給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤)によるどちらが給食を「おいしく食べるか」という戦いを描く学園グルメコメディー。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く生徒たち、大人たちのさまざまな人生模様が、食欲をそそる給食バトルと共に描かれた。

 「給食のために学校に来ているといっても過言ではない」と豪語するぶっ飛んだ甘利田をハイテンションで熱演した市原。「このキャラをどう作ったか」との質問に、市原は「本作は(書き下ろしの)オリジナル作で、甘利田をどんなキャラにするか本当に悩みました」と語り、「監督に深夜に電話して『衣装合わせをもう一度』と志願したり、メガネをかける、かけない、受け身で周囲に合わせるキャラか、大袈裟なハイテンションにするかなど、ギリギリまで試した」と振り返った。

「おいしい給食」キャスト&監督

 甘利田のライバル・神野役の佐藤は、7人組ユニット「スタメンKiDS」のメンバーとして活躍する注目の13歳。佐藤は「僕は、普段ゴハンを食べるとき、あんまり『こぼしたくない派』なんですが、爆食いというかガツガツ食べるシーンがあって。普段しないことができた」と「第3話」を印象的な回に上げた。

 また、市原は「現場には、みんなで意見を出し合い、積木を積み上げるように作品を作っていく、僕が理想とする自主制作的な感覚があって、生徒たちに『この現場を成長のための場にしてほしい』と語りかけた綾部監督の姿に惚れてしまった。その信頼関係で、吹っ切った演技ができたんです」と魅力的なキャラの背景に、撮影現場のクリエイティブな雰囲気があったと明かす。その印象が鮮明な「第1話」が、一番印象深いと話した。

 これを聞いた綾部監督は「市原くんは、本当に面白さの爆発力が違う」と反応。「スタッフ、キャストに『本番だから絶対に笑わないように』と注意して本番に入ったら、僕が(市原の演技に)声を出して笑ってしまいNGなりました」と失敗談を笑顔で披露した。思い入れのある場面としては「第10話」(最終回)の、甘利田と神野が向かい合ってカレーを食べるシーンをあげた綾部監督。「午後の美しい日差しのなか、このまま撮影が終わってほしくない、いつまでも2人が食べているところを見ていたいと思ったシーンでした。チームワークがあったから撮れた奇跡的な瞬間。忘れられないです」と感慨深げ。

 そのシーンでは、市原はアドリブで「リンゴやるから、カツくれ」と佐藤に話しかけるのだが、この場面について佐藤は「(アドリブに)一瞬戸惑って、どうしようかと思いながら『はい』って答えました」と、とっさの反応だったと告白。市原も「直前に本作の映画版(『劇場版 おいしい給食 Final Battle』)の撮影があり、カップラーメンを4個食べて、腹がパンパンだった記憶がある」とコメント。それぞれの温度の違いに、会場にも笑いが起こっていた。

 イベントでは、翌日24日が「学校給食記念日」にあたるということで、125センチの巨大先割れスプーンが市原らにサプライズでプレゼントされ、市原も「これで給食を食べてみたいです」とコメントしていた。(取材・文/岸田智)

ドラマ「おいしい給食」DVD-BOXは2月5日発売、同日よりレンタル開始
『劇場版 おいしい給食 Final Battle』は3月6日より全国公開