「給食総選挙」ハンバーグ再選! 食べたいメニューに1票 福島養源小

給食総選挙で食べたいメニューに1票を投じる児童=松浦市立福島養源小

 食べたい給食のメニューに投票する「給食総選挙」が24日、長崎県松浦市福島町の市立福島養源小(宮田英治校長、127人)であり、児童らがアジフライ党、ハンバーグ党、しらす卵党の中から食べたいメニューの党に1票を投じた。
 子どもの頃から選挙制度の仕組みや意義を知り、選挙への関心を深めてもらう目的。市選管と同校が昨年に続いて実施した。宮原尚彦委員長(83)ら市選管職員も参加し、投票箱や投票記載所の器材、投票や開票の作業も実際の選挙と同じ要領で進められた。
 三つのメニューは6年生が市の特産品や栄養バランスなどを考えて提案。児童や教職員142人が投票した。開票の結果、ハンバーグ党が74票を集め、再選。ハンバーグ党党首で6年の益田永遠(とわ)君(12)は「ハンバーグが好きなので当選できて良かった。選挙前にはポスターを作って投票を呼びかけた」と喜びを話した。
 アジフライに投票した6年の松下凛也君(12)は「開票作業を担当したが、ハンバーグの票が多かったので“やられた”と思った」と残念がった。ハンバーグは3月17日の給食に出される。

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