NHK BS8K&Eテレで放送!“なんだかわからないけれど、なんだかすごい”アーティストと作品世界に高精細の映像で迫る

NHK BS8K&Eテレで放送!“なんだかわからないけれど、なんだかすごい”アーティストと作品世界に高精細の映像で迫る

既存の美術や流行、教育などに左右されず、誰にもまねできない作品を創作し続ける作家たちを取り上げたドキュメンタリー番組「人知れず表現し続ける者たちⅢ」。同番組が1月26日にNHK BS8K、さらに2月1日には「ETV特集」(NHK Eテレ)内でも放送されます。これまでのシリーズを振り返ると、2017年のパート1では作家を支える人々に、18年のパート2では作家の内面に注目してきました。パート3となる今回は、作品はもちろん、作家たちの生き方にも注目した回となっています。

「アール・ブリュット」や「アウトサイダー・アート」という言葉をご存じでしょうか? どちらも“加工されていない、純粋な、生(なま・き)のままの芸術”という意味があり、自身の芸術的な衝動に忠実に生き、ダイレクトに表現活動を行っている芸術を指します。番組で取り上げる作家たちは、まさに内側からあふれ出る衝動のままに作品を創造しているように感じました。作家の中には、知的障害や精神障害がある人も多く、自宅や施設での創作活動となるため作品がなかなか世に出てきません。作品や創作現場の様子を目の当たりにした記者は、あまりの迫力と、作家が放つすごみに圧倒されてしまいました。

番組ディレクターの伊勢朋矢さんは「出演者による唯一無二の作品の数々と創作の風景、そして作家たちの表情に注目です。言葉はなくても、ちょっとした表情の変化が多くを語ることがあります。見る人によって、いろんな感情や感想が生まれる番組だと思います。出演者たちの“生”を目の当たりにしながら、いつの間にか自分のことを考えている…。そんな味わい方をしていただけたら幸いです」と、番組の見どころや視聴者へのメッセージを寄せています。

障害の有無に左右されず、人知れず表現し続ける人たちが作る“あるがままの世界”。初めて目にする方は、あまりのエネルギーに圧倒され、戸惑ってしまうかもしれません。番組では、作品から垣間見える作家たちの人生と作品世界に、8Kの高精細で臨場感あふれる映像で迫ります! 7月からは東京藝術大学大学美術館で展覧会も開かれるので、番組をきっかけに足を運んでみてはいかがでしょうか。

【番組情報】


「人知れず表現し続ける者たちⅢ」
NHK BS8K
1月26日 午後8:00~9:00

「ETV特集」
NHK Eテレ
2月1日 午後11:00~12:00

NHK担当 M・M

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