これでいいのか、成人式?新成人の皆さんの企画でもっと自由な開催を

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目黒区議会議員の改田和弘氏が13日、自身のブログで成人式のあり方について語っています。改田氏は、成人式が新成人のためを思った会になっていないのではないかとした上で「もうちょっと20歳の皆さんに企画を任せて、自由な開催ができるようにできないものでしょうか」「区で予算をかけている以上、もう一度開催の意義のところから見直す必要があるんじゃないでしょうか」と述べています。

(改田氏のブログ本文は以下の通り)

26歳の区議会議員、人生2度目の成人式に

2020年最初の更新になりますのでまずはご挨拶。
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本日は、人生2度目の成人式に行ってきました。
新成人の皆さま、おめでとうございます。私も多くの警備員さんに「ご成人おめでとうございます」と、温かいお言葉を頂戴しました()

新成人となった弟も会場のどこかにいたはずなのですが、最後まで見つけられず。
実は私、人生1度目の成人式の時には遅刻しての参加だったので、大ホールはすでに満席。かわりにモニター越しに会の様子を見る【小ホール】に通されました。ですから、成人式を生で見るのは初めてという、歯切れの悪い話もあったりします(笑)

緑ヶ丘こども園の園児の皆さんの歌で始まり、途中パプリカダンスでは会場全体で踊って大盛り上がりでした。
実は私、振付を知らないので、舞台袖でお手本として踊っている先生の振付をカンニングしてそれっぽくなんとなーく手を動かしていました。恥ずかしい。
今年に入ってから、パプリカダンスを求められるのは2度目。議員はやはりこうした流行ものはしっかりとおさえていないといけないんだろうなぁ、と赤面しています。盆踊りも踊れないといけないし大変だ。
とりあえず、今、YouTubeでパプリカをかけながら文章を書いているところです。(気が散ってしょうがない)

成人式が“大人”たちの自己満足になっていないか

さて、式自体は滞りなく、終わったのですが…

なんというか、面白くない。新成人と同じ(?)20代の感覚で歯に衣着せない言い方で言えば、“大人たちの自己満足”です。(20歳の時のひねくれていた私はまさにそう思っていました)

区長、区議会議長の長いお言葉を黙って聞くのも、
大勢の来賓の紹介も、20歳の新成人の皆さんにとっては退屈な時間でしょう。
(特に区議の文教・子ども委員会に所属している9人は一人ひとり紹介されていたのでいつもよりも紹介が長かったのがまた……知らないおじさんおばさんが言う「おめでとうございます」に拍手するという“儀式”、必要ですか?

おまけに最後にアナウンスの方の「それではお楽しみ…」という言葉とともに登場してきたのは、目黒区ゆかりのゆるキャラたち。中には友好都市・気仙沼市のホヤぼーやくんもいます。(遠いところありがとうございます)

しっかし、お楽しみって、小学生じゃないんですから……。ディズニーキャラクターやくまモンならいざ知らず、一般知名度のないキャラクターの着ぐるみで、20歳の大人が喜んでくれるだなんて、本当に思っているんでしょうか?

20歳の皆さんを思って作られているか?

成人式、本当に20歳の皆さんのことを思って、20歳の皆さんが楽しいと思える会にしようと考えて作られているんでしょうか?もうちょっと20歳の皆さんに企画を任せて、自由な開催ができるようにできないものでしょうか。
26歳になってしまった私に、20歳の気持ちは分からないかもしれませんが、あくまで楽しいのは久しぶりに会う仲間との会話であって、成人式単体で見れば形式的で中身がなくて、無くてもいいなとさえ思います。目黒区で予算をかけている以上、もう一度開催の意義のところから見直す必要があるんじゃないでしょうか。

(但し、新成人のおふたりからのお言葉は素晴らしかったことは申し添えておきます。)

民法上の成人年齢引き下げが2022年から施行されます。そうなったら、成人式は18歳で行うのか、今まで通り20歳にするのか、またいろいろ議論になることと思いますが、ぜひその機会に、式の内容も検討していく必要があるように感じました。

投票箱を使った経験があれば投票が身近になる…なんてことはない

そして、今年2020年は、4月に目黒区長選が控えています。
その啓発も兼ねて、会場の外ではこんなコーナーも。

両親、恩師などお世話になった人への感謝のメッセージをはがきに書いて、ポスト(投票箱)に投函するというものです。
もちろん、お世話になった方への感謝なんて、なかなか機会がないと言えませんから、それ自体はいい取り組みだと思います。

けれども、もしこの事業を「選挙啓発」の一環としてとらえているのなら(区としてはそう考えているようですが)、これまた何の意味もないだろうと。結構色々な場で言っているのですが、「実際の政治課題に結びつかない投票体験は、いくらやったって投票行動には結びつきません」

実際の投票箱を使った経験があれば、投票を身近に感じるだろうなんて、あるわけないじゃないですか。「そんなことしたなー」なんて、せいぜい覚えていて3時間で、4月の選挙の時期にはきれいさっぱり何も残っていないはずです。

まぁ個々の目黒区の施策については議会で言及すればいいことなので今は置いておきましょう。
何はともあれ、新成人の皆さん、ご成人おめでとうございます。まさにこれからの目黒区を支えるのは皆さんです。今のような若い世代が政治に不在のままでは、明るい未来は非常にあやういでしょう。

ぜひ4月19日の区長選では、未来への思いを票に乗せて、よりよい目黒区をともに作っていきましょう!!

最後はエレベーターに乗せられるめいすいくんでお別れです。

また更新します。

(※ブログ本文の内容は筆者個人の見解によるものです)