映画「山中静夫氏の尊厳死」完成 村橋監督(関市出身)生きる意味描く

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映画「山中静夫氏の尊厳死」をPRする村橋明郎監督(右端)や出演者=東京都港区、スペースFS汐留

 岐阜県関市出身の村橋明郎監督の最新作「山中静夫氏の尊厳死」の完成披露上映会が東京都内で開かれた。村橋監督や主演の中村梅雀さん、津田寛治さんらが舞台あいさつに立ち「見た人の心に何か響くものがあればうれしい」と語った。映画は2月14日から、東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

 作品は、医師で小説家の南木佳士さんによる同名小説が原作。末期がんの患者と医師の姿を通じて、人の死や最期まで生き抜くことの意味を問い掛ける。

 舞台あいさつには他に出演者の高畑淳子さん、田中美里さん、小澤雄太さん、江澤良太さん、大方斐紗子さんが立った。撮影時のエピソードや作品への思いを語り、村橋監督が「原作を25、26年前に読んで、いつか映画化したいと思っていた。やっと実現したという思いと、これから始まるわくわくした気持ちがある」とアピールした。

 中村さんは役づくりについて、当時母親が危篤中だったことを明かし「母の死や自分の死についていろいろ考えた。2016年に亡くなった父が最終的に肺炎を患い、その息遣いを使った」と語った。