無料ぜんざいに舌鼓 長崎ランタンフェスティバル前夜祭

無料の団子ぜんざいを頬張る来場者ら=長崎市、湊公園

 長崎ランタンフェスティバル(実行委主催)が24日、開幕した。中国の旧正月を祝う「春節祭」に由来する同フェスティバル。旧暦の大みそかに当たる同日は、長崎市の湊公園(新地町)と中央公園(賑町)で前夜祭があり、団子ぜんざい計1300杯が振る舞われた。2月9日までの17日間、市中心部を約1万5千個のランタンやオブジェが彩る。
 実行委によると、中国で団子は「家族だんらん」を表し、大みそかの食卓に並ぶ風習があるという。前夜祭ではこのほか、ステージイベントの龍踊(じゃおどり)や中国雑技などがあった。
 千杯が用意された湊公園では、観光客らが長蛇の列。岡山県倉敷市から家族4人で来た棟田晴登ちゃん(6)は「お豆の味がして甘くておいしかった。ランタンが光るのが楽しみ」と話した。
 25日午後5時半からは、両公園で点灯式がある。25、26両日には同市の眼鏡橋付近に、撮影した写真で絵はがきが作れる移動型郵便局「ポストカー」が登場する。

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