楽天則本昂、田中将大の投球練習に“熱視線”「勉強になる」 2年ぶり開幕投手は…

毎年の自主トレを共にしているヤンキース・田中将大(左から2番目)と楽天・則本昂大(右端)【写真:編集部】

楽天生命パークで自主トレを公開、開幕投手は「任せてもらえるなら…」

 楽天の則本昂大投手が25日、楽天生命パークで自主トレを公開。今年もヤンキースの田中将大投手と一緒に練習し、「たくさん得たものはあります」と話した。昨年は故障で長期離脱を経験。2年ぶりの開幕投手も見据えるが、「とにかく怪我をしないように」と順調にトレーニングを続けている。

 この日はウォーミングアップをした後、田中とキャッチボールを行った則本昂。その後、ブルペンで38球を投げた田中の投球を真後ろから食い入るように見つめた。今オフ、オーストラリアで一緒に体を作ってきた先輩右腕と過ごす時間は毎年、則本昂にとって欠かせないものとなっている。

「たくさん得たものがありますし、キャッチボールもずっと一緒にやらせてもらっていたので、いい刺激になりました」

「技術的なところも吸収できた。フォームのバランス、投げている球、技術的なこと。見るだけで勉強になる。いいイメージを頭に焼き付けてやっていきたい」

 世界最高峰の舞台で戦い続ける田中から、今年も多くのことを吸収した。

 昨年は開幕前に右肘クリーニング手術を受け、7月に復帰。前半戦のほとんどを棒に振り、12試合に登板して5勝5敗、防御率2.78の成績だった。オフには国内フリーエージェント(FA)権を行使したうえで残留することを球団が発表。この先もエースとして、楽天を支え続けることになる。

 2年ぶりの開幕投手も「任せてもらえるなら」と見据えているが、「とにかく怪我をしないように」とも話す。まずは完全復活のシーズンとしたいところだ。(Full-Count編集部)

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