トップが今シーズン初の4-0完勝 ハンが小塩とのカット対決制す<卓球・Tリーグ試合速報>

画像:勝利の喜びを分かち合うTOP名古屋/提供:©T.LEAGUE

<ノジマTリーグ2019/20シーズン 1月25日(土)大阪市大阪府立体育館>

25日、ノジマTリーグ・女子の試合が行われ、日本ペイントマレッツ(以下、ニッペ)とトップおとめピンポンズ名古屋(以下、トップ)が対戦。マッチカウント4-0でトップが完勝し、連敗を2でストップ。若手主体のニッペに対して、経験豊富なベテランで挑んだトップが実力を見せつける試合となった。

安定感を見せつけた鈴木/梁ペア

画像:鈴木李茄(画像左)と梁夏銀(画像右)/提供:©T.LEAGUE

第1マッチのダブルスには、トップからは前日に引き続き鈴木李茄/梁夏銀(ヤンハウン)ペア、ニッペからは松平志穂/出雲美空ペアが出場した。試合は序盤から鈴木/梁ペアのペースで進んで行き、あっさりと第1ゲームを先取。第2ゲームは積極的に攻めた松平/出雲ペアがリードを保ったまま終盤まで進むが、レシーブや3球目で攻めの姿勢を貫いた鈴木/梁ペアが逆転勝ち。2-0で勝利を飾った。

写真:出澤杏佳/提供:©T.LEAGUE

第2マッチのシングルスには、トップからは出澤杏佳、ニッペからは相馬夢乃が出場。出澤は右シェーク表粒、対する相馬は右シェーク粒裏のカットマンと、珍しい戦型同士の対決となった。

1ゲーム目はストップとツッツキを織り混ぜて相馬を前後に揺さぶった出澤が主導権を握る。2ゲーム目も、縦横無尽に動き回る相馬のカットに苦しむも、粘ってフォアスマッシュを叩き込み、ゲームを連取。3ゲーム目は疲れが見え始めた出澤にミスが増え、相馬がゲームを奪うが、その後の4ゲーム目では、1・2ゲーム目のようにツッツキで粘ってフォアで仕留める形で攻め続け、11-9で出澤が勝利。チームにとって大きな1勝を挙げた。

カットマン対決はハン・インに軍配

写真:ハン・イン/提供:©T.LEAGUE

第3マッチはハン・インと小塩遥菜が対戦。1ゲーム目は小塩が得意の逆チキータで崩そうとするが、ハンは崩れず、逆に焦った小塩にミスが出る。2ゲーム目以降は小塩が横回転カットや逆チキータで点を取れる展開が増えるが、それでもハンは落ち着いたカットで対応。小塩にペースを掴ませないまま3ゲームを連取し、ストレートでハンが勝利。トップの勝利を確定させた。

梁の両ハンドが冴え渡り完勝

画像:松平志穂/提供:©T.LEAGUE

第4マッチは梁夏銀と松平志穂が対戦。勝敗は決しているが、獲得勝ち点に影響するため、両チーム気の抜けない一戦となる。

松平は代名詞でもあるしゃがみ込みサーブからの3球目攻撃を序盤から狙っていくが、梁夏銀がしっかりとブロックし、バック対バックの展開に。このコースでは梁夏銀が松平を上回り、第1ゲームを奪取。2ゲーム目以降も、梁が安定した両ハンドで松平の攻撃を防ぎ、要所要所での回り込みフォアドライブで得点を重ねていく。松平も粘るが、攻めに転じる際に、焦りからかミスが続く。安定感で上回った梁が3-0で勝利して、トップに勝ち点4をもたらした。

前日の日本生命レッドエルフ戦は、マッチカウント2-3という悔しい敗戦に終わっていたトップにとって、4-0の完勝はリーグ後半戦への弾みとなった。

スコア詳細 トップ 4-0 ニッペ

○鈴木李茄/梁夏銀 2-0 松平志穂/出雲美空
11-5/11-10

○出澤杏佳 3-1 相馬夢乃
11-9/11-9/4-11/11-9

○ハン・イン 3-0 小塩遥菜
11-3/11-9/11-6

○梁夏銀 3-0 松平志穂
11-10/11-5/11-9

文:ラリーズ編集部

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