温かな1万5000個の光 「長崎ランタンフェスティバル」点灯式

観光客らでにぎわう中、華やかに繰り広げられた点灯式=長崎市、湊公園

 約1万5千個のランタンが長崎の冬を彩る「長崎ランタンフェスティバル」のオープニングイベントとなる点灯式が、中国の春節(旧正月)に当たる25日、長崎市の湊公園(新地町)と中央公園(賑町)であった。
 多くの市民や観光客でにぎわいを見せた新地中華街会場(湊公園)では午後6時、来場者らのカウントダウンに合わせ、金魚をあしらったメインオブジェの「金玉満堂」やランタンに一斉に明かりがともると、大きな歓声が上がった。雨の中、会場は異国情緒あふれる温かい光に包まれ、訪れた人々はランタンにカメラを向け、記念撮影を楽しんでいた。点灯式後には、中国獅子舞が披露された。
 市立諏訪小1年の藤本虎大君(7)は「龍の形をしたランタンが格好良かった」。母親の暁子さん(42)は「一斉にランタンが点灯した瞬間がとてもきれいだった」と話した。

幻想的な光に包まれる長崎ランタンフェスティバル=長崎市新地町、湊公園

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