2010年代はなかなかタイトルに恵まれなかったものの、最後にUEFAチャンピオンズリーグという栄冠に輝いたリヴァプール。
今回は『GMS』から「リヴァプールの2010年代のワーストイレブン」をご紹介しよう。
GK:アーダーム・ボグダーン
ボグダーンはリヴァプールのトップチームでデビューしてからわずか3分で悲惨なミスを犯し、それがキャリアを台無しにしてしまった。
リヴァプールでは6回しかプレーしなかったものの、このクラブで期待される基準に達していないことは明らかでもあった。
右SB:フィリップ・デゲン
デゲンは2008年に契約された選手だが、2010年の初頭にいくつか試合でプレーしただけだった。
決してそこでのプレーが悪かったというわけでもないし、加入もフリートランスファーだったが、あまりにも怪我が多すぎて使うことができなかった。
CB:ダニー・ウィルソン
2010年に500万ポンドで加入したウィルソン。その才能については高く評価されていたものの、その可能性を見せることができずに終わった。
リヴァプールでプレーしたのは9試合のみ。2013年にチームを離れている。
CB:セバスティアン・コアテス
今やスポルティング・リスボンの絶対的なDFリーダーとなっているコアテスであるが、若くして加入したリヴァプールでは苦戦した。700万ポンドも支払った選手でありながら、所属した5年でたった24試合にプレーしたのみ。
とはいえ、QPRとの試合ではとんでもないアクロバティックシュートを打ち込んでおり、大きな話題を集めたことも事実。
左SB:ポール・コンチェスキー
コンチェスキーはリヴァプールで完全な悪夢になった。フラムから400万ポンドで獲得されたスキンヘッドのサイドバックは、全く希望を感じさせない選手であった。
19回出場した後、加入からわずか5ヶ月で2部のノッティンガム・フォレストにローンで貸し出され、そのまま売却されることに…。
右SH:ラザール・マルコヴィッチ
ベンフィカに2000万ポンドもの移籍金を支払って引き入れたマルコヴィッチ。世界でも最も有力なウインガーと言われていた彼は、リヴァプールで急停車した。
最初のシーズンで34試合に出場し3ゴールを決めたが、それから全く必要とされなくなった。
CM:チャーリー・アダム
アダムはブラックバーンで素晴らしいシーズンを過ごし、675万ポンドもの移籍金でリヴァプールへとやってきた。37試合に出場し2ゴールを決めたが、1年でストークに売却された。
おそらくかなりのリヴァプールファンでなければ彼のプレーは覚えていないだろうが、今は現役選手兼評論家としてメディアで大活躍している。
CM:クリスティアン・ポウルセン
今振り返ってみれば、リヴァプールがポウルセンに450万ポンドを支払ったという事実はなかなか苦笑してしまうものだ。
プレミアリーグには12試合に出場しているが、デビューしたばかりのジェイ・スピアリングにもポジションを奪われてしまたことも。
左SH:ミラン・ヨヴァノヴィッチ
スタンダール・リエージュから2010年にフリートランスファーで加入。セルビア代表の素晴らしいウイングであったが、ピークは過ぎていた。
リヴァプールでは18試合に出場して2ゴールを奪ったが、あまりプレー時間は得られず1年で退団となった。
CF:ファビオ・ボリーニ
38回の出場で3ゴールを決めたイタリア人FW。獲得するために1050万ポンドを要したストライカーと考えれば、それはかなり悲しい結果である。
後に彼が所属したミランの決断を見れば、この段階でサイドバックにコンバートしておいたほうがよかったのかもしれない…。
CF:マリオ・バロテッリ
ブレンダン・ロジャーズ監督は、キエッリーニに噛み付いてバルセロナに去っていったルイス・スアレスの後釜として、誰かにいつも噛み付いているバロテッリを獲得した。
そのギャンブルはかなり大規模に裏目に出てしまい、1シーズンで4ゴールのみという悲しい結果に。
サブ:ロリス・カリウス
全体的にはひどくはなかったものの、2018年のチャンピオンズリーグ決勝における2つの大きなミスが印象を極めて悪くしている。
サブ:アリ・シソコ
バレンシアから獲得されたフランス人サイドバック。19試合に出場したものの、リヴァプールでは鳴かず飛ばずに終わった。
サブ:アルベルト・アクイラーニ
1800万ポンドで獲得されたアクイラーニ。シャビ・アロンソの穴を埋める選手と期待されたものの、彼は全くプレミアリーグに適応しなかった。
サブ:ジェイ・スピアリング
スピアリングは勤勉なプレーヤーだった。ただ基準には達しておらず、リヴァプールで成功する存在ではなかった。
サブ:スチュワート・ダウニング
ミドルズブラから獲得されたクロス職人は、1年目に36試合で起用されながらもノーゴールノーアシスト。真っ暗な映像が流れるだけのハイライトも話題に。
サブ:ウサマ・アサイディ
モロッコ人のウインガー。リヴァプールでは12試合に出場したものの、得点に全く絡むことができなかった。
サブ:アンドリー・ヴォロニン
リヴァプールは何年にも渡ってイマイチなストライカーを獲得してきた。ル・タレックやシナマ=ポンゴルも捨てがたいが、期待値からすればヴォロニンの40試合6ゴールは厳しい。
サブ:イアゴ・アスパス
リーガ・エスパニョーラで素晴らしいストライカーに成長したアスパス。リヴァプールではサッパリで、史上最悪クラスのCKも蹴った。
サブ:リッキー・ランバート
32歳で愛するクラブに戻ったランバート。不足していた本格派FWとして期待されたが36試合で3ゴール。1年でチームを去った。