前田遺跡の発掘成果報告 福島県教委 出土品の公開も

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前田遺跡の出土品などについて説明された報告会

 県教委の二〇一九年度遺跡発掘調査の出土品公開と前田遺跡(川俣町)の発掘成果報告会は二十五日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開かれた。

 報告会では県文化振興財団の中野幸大文化財主査、明治大の宮腰哲雄名誉教授、同大黒耀石研究センターの能城修一客員教授が登壇した。前田遺跡から出土している縄文時代の漆器の技術の高さや、花粉分析などから周辺でクリやウルシが人為的に管理されていたと考えられることなどが報告された。今後も出土品の年代特定や詳細な分析を進めるという。

 出土品公開では前田遺跡のほか、三島町の小和瀬遺跡、浪江町の鹿屋敷遺跡、双葉町の銅谷迫遺跡・後迫B遺跡の土器や漆器、弓などを展示した。