現在、長期離脱したルイス・スアレスの代わりにバルセロナへ行くのでは?と言われているピエール=エメリク・オーバメヤング。
もしそれが現実になればアーセナルにとっては激震。ただでさえ苦しい戦いを余儀なくされている中、致命的なダメージとなってしまうだろう。
『The SUN』は24日、「もしオーバメヤングが退団するならば、アーセナルが取るべき5名の選手」として特集を掲載した。
トマ・レマール(アトレティコ・マドリー)
ミケル・アルテタ監督は、エミレーツ・スタジアムにやってきてから最初の補強としてトマ・レマールを獲得することを考えていたという。
ヴェンゲル元監督も彼をアレクシス・サンチェスの代わりに取ろうとしていたと言われるが、レマールはアトレティコを選びスペインに渡った。
ワールドカップを若くして制覇した彼は、ボールを動かす推進力とクオリティを加えてくれるだろう。オーバメヤングとはタイプがかなり違うが、ラカゼットの背後やサイドの高い位置からチャンスを作り出せるし、前線にプレーの幅を持たせるオプションとしても有力だ。
ムサ・デンベレ(リヨン)
チェルシーが4500万ポンド(およそ65.5億円)もの価格で獲得しようとしている…と伝えられるフランス代表FWムサ・デンベレ。マンチェスター・ユナイテッドも関心を持つというリアルストライカーだ。
そして、もしアーセナルがオーバメヤングを失うことが現実的になったのならば、もちろん彼にアプローチするはずだ。
今季リヨンで28試合に出場し13ゴールを決めている23歳。今冬のマーケットで移籍することはまずないと伝えられるが、夏のマーケットで動くならば競争は激しい。早めの接触と惜しみない資金の投入が必要になるだろう。
オリヴィエ・ジルー(チェルシー)
かつてアーセナルでプレーしていたフランス代表FW。ポストプレーだけを見れば間違いなく世界最高の選手だ。
2018年に1800万ポンド(およそ26.2億円)でチェルシーに加入した彼であるが、今は出場機会が乏しくなっており、退団に向けた動きを見せている。EURO2020に出場することを熱望しているためだ。
この33歳の選手はこの冬にも移籍を狙っており、インテルやマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、アストン・ヴィラがローンで獲得しようとしているそう。慣れ親しんだアーセナルに戻るという選択肢はないだろうか。
ラウール・ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
多くのゴールを決めているウォルヴァーハンプトンのメキシコ代表ストライカー。この28歳はもちろんさらなるビッグクラブへのステップアップを狙っているはずで、その準備は間違いなくできている。
プレミアリーグのポジションを考えると、アーセナルに行くことはステップダウンかもしれない。しかし資金力で言えばそこに明らかな差は存在する。
今季37試合で20ゴールを決めているヒメネスは、すでにプレミアリーグで安定したプレーができることが証明されている。オーバメヤングが抜けるならば考慮したいタレントだ。
クシシュトフ・ピョンテク(ミラン)
ACミランでプレーしているポーランド代表FWピョンテクは、イブラヒモヴィッチの加入によってその立場が非常に危ういものとなっている。
昨年1月にジェノアから大きな金額で獲得された彼は、昨季から今季にかけて急速に評価を落としている。19試合でわずか5ゴールという成績であり、ミランはそれを我慢できるほどの立場にないクラブだ。
今冬のマーケットでも放出が囁かれており、ウェストハムやマンチェスター・ユナイテッドも関心を持っているという。うまく環境が合えば間違いなく活躍できる点取り屋だけに、今こそ獲得を狙うべき状況にある。