未来の演奏家、息ぴったり 川崎で「子どもの音楽の祭典」

息の合った重厚な調べを響かせる中高生ら=川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホール

 “未来の演奏家”たちによるコンサート「子どもの音楽の祭典」が26日、川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。市内の小中学生、高校生が彩り豊かな演奏で来場者を魅了した。

 市が掲げる「音楽のまち」づくりを担う次世代を育もうと、市教育委員会が主催したもので16回目。

 第1部は中高生で結成した「ヤングかわさきジョイフルバンド」のステージ。学校や学年の垣根を越えて練習を積んだ約100人が「フェスティーボ」「大阪俗謡による幻想曲」などの名作6曲を響かせた。

 第2部「子どもの音楽発表会」では、小中学生8団体・個人がハンドベルの演奏やバイオリンの独奏などを伸び伸びと披露した。

 ジョイフルバンドでパーカッションを担当した市立西高津中学2年の菊池亜由美さんは「他校のメンバーと一緒にできて音楽の幅が広がった」、チューバを吹いた市立橘高校1年の山本大雅さんも「大人数で合奏することで聞く力が成長した」と充実の笑みを見せていた。

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