長崎駅周辺の工事着々 長崎市 市民対象に現場見学会

新長崎駅舎の工事について説明を受ける参加者=長崎市尾上町

 3月28日に供用開始する新長崎駅舎など長崎駅周辺の工事状況を知ってもらおうと、長崎市は26日、長崎市尾上町の現地で、市民向けの現場見学会を開いた。
 昨年度に続く開催で、約100人が参加。担当者は、九州新幹線長崎ルートや立体交差など工事が着々と進む現状を紹介した。
 参加者は駅構内を見学。内装に施されたれんが調タイルやホームに設置された膜材の屋根を興味深く眺めていた。ホームや通路からは稲佐山や女神大橋も見える。担当者は「海を望む終着駅は世界的にも珍しい」と紹介した。
 列車好きという長崎市立戸町小4年の関口徳浩君(9)は「工事中の駅の中に入れてうれしい。めちゃくちゃ広くてかっこいい」と満足げだった。
 参加者からは「駅舎から路面電車の電停まで遠くなる。足が不自由な人や重い荷物がある観光客は大変」などの意見が出た。

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