秋山加入のレッズ カステヤーノス獲得の最有力候補に浮上

日本時間1月27日、ある関係者の話によると、フリーエージェント市場に残る強打の外野手であるニコラス・カステヤーノスの争奪戦において、レッズがフロントランナーに浮上しているようだ。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、レッズとカステヤーノスの間での交渉がここ数日の間に進展していること、ジャイアンツもカステヤーノスとの交渉を行っていることなどを伝えている。

現在27歳のカステヤーノスは、三塁手としてメジャー定着を果たしたものの、各種の守備指標がメジャーワーストレベルから改善されず、2017年途中に外野へコンバート。直近2シーズンはほとんどの試合に右翼手として出場している。カステヤーノスの獲得を狙っていることが報じられていたレンジャーズは、カステヤーノスを一塁手として起用することを検討していたようだが、レッズの一塁にはジョーイ・ボットー、三塁にはエウヘニオ・スアレスという不動のレギュラーがいるため、レッズでは引き続き外野を守る可能性が高い。

今季のレッズは、メジャー2年目のニック・センゼルが昨季に続いて正中堅手を務め、左翼と右翼の2ポジションを秋山翔吾、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービンの4人が争う見込み。アキーノは昨年8月にOPS1.158の大活躍を見せて月間最優秀選手と月間最優秀新人をダブル受賞したが、9月はOPS.619と大きく失速した。カステヤーノスが加入すれば、すでに熾烈な外野のレギュラー争いはさらに激しさを増すことになるだろう。

昨季のカステヤーノスは、7月末にトレードでタイガースからカブスへ移籍し、移籍後は51試合で打率.321、21二塁打、16本塁打、36打点、OPS1.002の大活躍。シーズン通算でも151試合で打率.289、58二塁打、27本塁打、73打点、OPS.863の好成績を残した。今オフ、すでにマイク・ムスターカスと秋山を獲得して打線のグレードアップに成功しているレッズだが、2012年以来の地区優勝に向けてさらなる補強が実現するかもしれない。

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