問題作に取り組んだ話題の夫婦と共演のイケメン俳優 宮沢氷魚

俳優の宮沢氷魚が25日、都内で初主演映画「his」(今泉力哉監督)の公開記念舞台あいさつを行った。

同映画は2人の青年の恋愛を描いた作品で、宮沢はゲイの青年役。各スポーツ紙によると、「LGBTQはセンシティブなテーマで、向き合っていけるか不安はありましたが、このタイミングでこのお話をいただけたのは、喜びの方が大きかったです」とオファーを受けた時の心境を振り返った。

また、「僕は幼稚園からずっと男子校だったので、周りにも同性愛の友達がいまして、住みやすい、生きやすい世の中を作りたかった。前向きに作品に入れました」とも語ったという。

THE BOOMのボーカル・宮沢和史とタレントの光岡ディオンの間に長男として米・サンフランシスコで生まれ、東京都育ち。 

父親のライブを観てから芸能界に興味を持っており、アメリカ留学中に自ら大手芸能プロに履歴書を送り15年6月に芸能界入りした。

「父と同じミュージシャンではなく、もともとは俳優志望。17年10月期のTBS系テレビドラマ『コウノドリ』にレギュラー出演して俳優デビュー。長身・イケメンに加え、独特な空気感で知的な雰囲気。同年代で注目俳優の筆頭格。『his』は売り出し中の俳優ならなかなか挑戦をためらうような問題作だが、果敢に挑戦したようだ」(映画業界関係者)

昨年7月期の杏主演の日本テレビ系ドラマ「偽装不倫」では主人公の相手役に抜てきされた。杏の夫で不倫騒動で渦中の俳優の東出昌大とは18年の舞台「豊饒(ほうじょう)の海」で共演している。

各紙によると、舞台あいさつの退場時、報道陣から今回の騒動について聞かれたが、笑顔を浮かべて無言で降壇したという。

不慣れなはずの報道陣への対応だったが、どう振る舞うべきかわきまえていたようだ。(山田一郎) *画像イメージ

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