「誰にもまねできない作品目指した」 信楽焼・神山さん、陶芸へのこだわり語る

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自身の生涯や活動について話す神山清子さん(左端)=京都市中京区・ウイングス京都

 信楽焼の女性作家の先駆者で、NHK連続テレビ小説「スカーレット」の主人公のモデルとされる神山清子さん(83)=滋賀県甲賀市信楽町=の講演会「私と陶芸」が26日、京都市中京区のウイングス京都であった。神山さんは「誰にもまねできない作品を目指し続けた」と作陶のこだわりを語った。
 神山さんは陶器の絵付け助手などを経て、27歳で独立して作陶を始めた。当時は独自の灰皿や花器などを作っても、「すぐにまねをされて似たような陶器が出回った」という。試行錯誤の末、釉(ゆう)薬を使わず穴窯で焼く伝統的な手法の再現にたどり着いたと紹介した。
 「穴窯日記」として1時間ごとの温度変化などを細かくノートに記録し続けており、神山さんは「技術はすぐには身につかない。一生かけても極められないもの」と語った。
 講演会は滋賀大学が主催し、約200人が耳を傾けた。