ジャパニーズオルタナティヴ・シーンの旗手、PANICSMILEが現編成として初のアルバム『REAL LIFE』を〈LIKE A FOOL RECORDS〉からリリース!

福岡発(と謳いながらも、愛知、東京に在住するメンバーも在籍)、ジャパニーズオルタナパンクシーンの最重要バンドであるPANICSMILEが、6年振りとなる9thアルバム『REAL LIFE』を2月5日(水)に発売する。

現メンバーは、吉田肇(g, vo)、中西伸暢(g, IRIKO)、二宮友和(b, ex.eastern youth / トンカツ / ひょうたん)、松石ゲル(ds)という編成。2017年にこの布陣となってから初のアルバムとなる。

昨年の夏に愛知の鶴舞Rippleで行なわれたライブの音源をコラージュ的に使った本作(基本はスタジオレコーディング作)は久々のバンドによるセルフプロデュース作品で、素っ頓狂でヘンテコだがユニーク極まりない見事なアンサンブルは健在。

吉田いわく「不協和な音に対してシリアスな歌じゃなく、明るい音に対してダークな詩だったり」というアンビバレントな作風も従来通りだが、本作は『REAL LIFE』というアルバムタイトルが物語るように、吉田のパーソナリティと人生観がいつになく楽曲に投影されているのが特徴の一つといえる。

最後を飾る「Living in Wonderland」では、The RatelやMUSQISなどでも活躍するゲスト・プレーヤーたちによるホーン・セクションをフィーチャーし、新機軸のサウンドを意欲的に聴かせているところにも注目だ。

なお、本作は吉田が主宰する〈Headache Sounds〉ではなく、cinema staffの辻友貴が主宰するインディペンデント・レーベル〈LIKE A FOOL RECORDS〉からのリリースとなる。

その〈LIKE A FOOL RECORDS〉のYouTubeチャンネルでは、本作から「I Wanna Be Strong」が先行視聴できるので、ぜひチェックしていただきたい。(ライブ写真:平川啓子)

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