こういう大人になりたい

「前田建設―」の高杉真宙

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アニメ「マジンガーZ」のフィギュアを手にする高杉真宙=東京都内

 実在する建設会社のユニークな広報企画を題材にした映画「前田建設ファンタジー営業部」(31日公開)。主演の高杉真宙は「いくつになっても情熱と遊び心を失わず、一見しょうもないことに全力で取り組む人たちの物語。自分もこういう大人になりたい」と話す。

 高杉演じる主人公ドイは、ダムやトンネルの工事を手掛ける「前田建設工業」の広報グループに所属する若手社員。上司からの“むちゃぶり”で、アニメ「マジンガーZ」で描かれた地下格納庫の設計図と見積書を作成するという前代未聞の企画に巻き込まれていく。

 基になったのは、前田建設が2003年にウェブサイト上で始めた連載だ。同社が作成した図面などがそのまま映画に使われているという。当然、台本は専門用語だらけ。高杉は「読み方すら分からない言葉もあった。なるべく理解して話したかったので、必死で勉強した」と振り返る。

 実際にトンネル掘削現場でもロケを実施した。「見たことない機械や車両がいっぱいあって、男のロマンを感じた。現場であんなに(自分のスマートフォンを使って)写真や動画を撮ったのは初めて」と目を輝かせた。

 「次に前田建設で設計してほしいものは?」との問いには、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する要塞都市「第3新東京市」を挙げた。「高層ビルが地下に収容されていく仕組みを見てみたい。国家規模のプロジェクトになるけど、僕らならできる」と、役柄になりきって宣言した。