品川ヒロシ連ドラ初監督作「異世界居酒屋『のぶ』」で大谷亮平&武田玲奈が共演

品川ヒロシ初の連続ドラマ監督作となる5月放送のWOWOWプライム「異世界居酒屋『のぶ』」(開始日未定)に、大谷亮平が主演する。

同作は作家・蝉川夏哉氏による同名ライトノベルが原作。中世ヨーロッパのような異世界の古都・アイテーリアになぜかつながってしまった居酒屋「のぶ」を舞台にしたグルメファンタジーで、食に一途な職人気質の料理人で「のぶ」の大将・矢澤信之を大谷、「のぶ」の給仕で看板娘の千家しのぶを武田玲奈が演じる。本作に登場する料理はいずれも、視聴者にもなじみのある定番の居酒屋メニューや家庭料理ばかり。レシピ本を出版するなど料理にも精通している品川監督が、どのように異世界の人々の心と胃袋をつかむ「のぶ」の料理を描くのか必見だ。

撮影は2019年11月から都内を中心に行われ、12月末にクランクアップした。監督・スタッフがこだわり抜いて作り上げた「のぶ」や異世界の街並みのセットは、見学に訪れた原作者・蝉川氏も「実に素晴らしい」と太鼓判を押すほどだったという。大谷は「日本式の居酒屋は海外でも人気があり、今は世界に誇れる日本文化の一つと言えると改めて思いました。初めて足を踏み入れる客との滑稽なやりとりに笑わせてもらい、ウルッとくるエピソードに心温まることもありましたが、同時にさまざまな出来事が巻き起こる居酒屋の大将として、やりがいのある重要な役どころだなとも感じました」と熱演を報告。

品川監督については「品川監督はお笑い芸人さんというイメージが強かったですが、今回は監督として場を盛り上げ、引っ張ってくださいました。料理のシーンに関しては特に熱を入れられていて、時には監督自ら料理を振る舞ってくださることもあり、すてきな人柄も見られました」と印象を話す。その品川監督は「日本人が異世界の人間を演じるので安いコントになってしまわないように、とにかくセットと絵作りにこだわりました。そして料理をおいしそうに撮る。全キャストを魅力的に撮る。原作を最大限リスペクトしつつ、実写ならではの良さが出るようにこだわりました」とポイントを明かしている。

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