“刑事ドラマの鉄人”内藤剛志が「なぜ?」を連発する異色シリーズ「全身刑事」始動!

テレビ朝日系では、2月2日に内藤剛志主演のドラマスペシャル「全身刑事」(午後9:00)を放送。内藤は、人生のほとんどを“刑事”として過ごし、頭のてっぺんからつま先まで“全身そのものが刑事”といっても過言ではない男・名瀬裕太郎を演じる。

同作は、「科捜研の女」「警視庁・捜査一課長」シリーズをはじめ、30作を超えるテレビドラマでさまざまなタイプの刑事を演じてきた“刑事ドラマの鉄人”内藤剛志が主演を務める、新たな刑事ドラマシリーズ。内藤演じる名瀬は、神奈川県警総務課の備品管理課員だが、ワケあって1年間の休職を経て異動してくるまで“刑事一筋”で生きてきた男。難事件が発生したことにより、古田新太演じる署長・羽倉樫弥に頼まれ、笠松将演じる新人管理官・海東隼人をサポートすることとなる。しかし、名瀬はその名の通り、取り調べではまるで子どものように「なぜ?」を連発し、被疑者はもちろん、海東すら翻弄(ほんろう)。単刀直入に「なぜ?」と斬り込むことで、人々の心の闇に迫っていく。

新しい刑事ドラマのオファーに内藤は、「刑事役をさまざま演じてきたからこそ新しいことをやりたいという思いもあり、まずはチャンスを与えてくださったことがうれしかったですね。自分自身、ゼロからチャレンジした感があって、今までにないものができたという手応えを感じています」とコメント。また脚本については、「ミステリーなので“事件の謎解き”がメインなのですが、セリフ量も多く会話劇みたいなところがあって、セリフの一言一言に仕掛けや伏線が張られているため、言い間違えたり飛ばしたりできない脚本だなと思いました。演劇的な要素も感じられる作品で、特に取調室は舞台のよう…。僕もこんな取り調べは初めてやりました(笑)。僕は“真実はひとつじゃない”というのがこの作品のテーマだと思っているのですが、決して難解なドラマではなく、泣ける場面もある血の通ったヒューマンミステリー。ぜひ皆さんで楽しくご覧いただければと思います」と印象を語った。

そして異色の刑事像を見せる名瀬については、「名瀬は『なぜ?』を連発する男。実は、従来の刑事モノでは、刑事は自らの推測で話を進めていくんですよね。例えば“お前はあの日公園にいただろう”“だからお前が殺したんだろう”とか…。それはドラマを進めるためにある意味、仕方がないことなのですが、本作ではそれをやめました。推測でモノを言わず、“なぜそうなるのか?”“なぜそう思うのか?”…虚心坦懐に聞く刑事がいたらどうなるのか、そこが本作で一番のチャレンジ。演技には“正解”がなく、新作だからこそ手探りで、日々悩みながら撮影に臨みましたと」と試行錯誤しながら新たな刑事像を生み出した心境を明かした。

そして、一風変わったタイトルについて内藤は「このタイトル、僕自身とても気に入っています。“全精力を傾けて仕事をしている”という意だと思いますが、“変なタイトルだけど、どんなドラマなのかな”と思って見ていただいて、見終わった後に“なるほど”と得心してもらえたらうれしいですね。ぜひたくさんの方に見ていただいて、第2弾へとつなげることができたらありがたいですね」と続編への期待も込め、視聴者にメッセージを呼びかけた。

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