令和版「東京ラブストーリー」主演の伊藤健太郎「現代ならではの要素も」

“月9”トレンディドラマの名作「東京ラブストーリー」の現代版が、今春、動画配信サービス・FODで制作・配信される(開始日未定)。

「東京ラブストーリー」は、1991年に柴門ふみ氏による原作コミックを織田裕二、鈴木保奈美らの出演でフジテレビ系“月9”ドラマとして放送。“カンチ”こと永尾完治と赤名リカのせつないラブストーリーは当時社会現象となり、90年代恋愛ドラマの金字塔となった。29年ぶりとなる現代版では、素直で優しいがちょっと優柔不断な永尾完治を伊藤健太郎、明るく情熱的なヒロインの赤名リカを凛とした存在感のある石橋静河が演じる。また完治の同級生で女たらしの医学生・三上健一を清原翔、完治の同級生で完治が思いを寄せる関口さとみを石井杏奈が務める。

主演の伊藤は「社会現象になった作品でもあるので、プレッシャーがなかったというとうそになりますが、昔の『東京ラブストーリー』にはなかったスマホや現代ならではの要素もたっぷりなので、僕らの作る令和の新しい『東京ラブストーリー』を楽しみにしていただけたらと思います」と意気込み十分。石橋は「撮影は、繊細で、真っすぐすぎる性格ゆえに、他人も自分も傷つけながらも一生懸命生きていくリカと一緒に傷つき、喜び、涙した毎日でした。リカと向き合うのはとてもエネルギーがいりましたが、こんなにもすてきな女性を演じることができて、幸せでした」と手応えを感じている。

また、清原は「最近ではここまで恋愛について描いている作品が少ないと思っていて、この作品を通して僕自身、いろいろ考えさせられることがありました。共感できる部分、できない部分もあって、見ていただく方それぞれによって感じ方が違うものだと思います。僕自身とても考えて考えて、三上という人間に挑ませていただきました」と試行錯誤したよう。石井は「台本を読んだ時に素直に関口さとみへの共感が多かったので、実際演じる時もその共感したことを意識しながらお芝居しました。いろんなシーンがありましたが、学びもあり楽しかったです! このドラマは、東京の地で揺れ動く4人の心が奇麗に複雑にすてきに描かれています。誰かに共感したり、誰かと重ねたりしながら群像劇を楽しんでいただきたいです!」とアピールしている。

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