スマートドライブ、AIを活用したConnected Carサービスの早期事業化を実現するAI SaaSの開発を目指す

近年、CASE(コネクテッド、自動走行、シェアリング&サービス、電動化)への注目が集まる一方、事業者が、モビリティデータを利活用した事業の立ち上げる際は、手軽に利用可能な共通プラットフォーム基盤が存在しないため、独自でデータ収集用のIoTデバイスを用意して、データ解析基盤を構築する必要がある。そのため、サービス開発に至る前の準備段階での投資コストが経済的にも時間的にも膨大となることが当該事業者にとって大きな課題となっている。

そこで、 株式会社スマートドライブは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」に、「モビリティセンシングデータプラットフォームの構築とConnected Carサービス特化型AI SaaSの開発事業」を提案し、採択された。

同事業では、Connected Carサービスやモビリティデータを活用したビジネス創出を試みる事業者が、手軽に短期間でのサービスを立ち上げることができる移動体センシングデータのオープンプラットフォーム基盤の構築と、プラットフォームでの利益を互いに享受して、業界横断での当該ドメインへのノウハウを活用し、利用事業者が早期にAIを活用したConnected Carサービスを事業化が可能なAI SaaSの開発を目指す。事業概要は以下の通り。

  • モビリティデータプラットフォーム領域
    Connected Carサービスやモビリティデータを活用したビジネスの創出を考える事業者が、容易で短期間にサービスの垂直立ち上げを可能とする移動体データの利活用を意図して、様々なコネクテッド機器の連携を可能とする汎用APIを揃える。また、統合・解析したデータの利活用が可能なデータ出力用のAPI等の開発を進める。
  • Connected Carサービス特化型AI SaaS領域
    プラットフォームとしての利益を互いに享受することで、業界横断で当該ドメインへのノウハウを活用し、利用事業者が早期に事業化レベルに到達できるConnected Carサービス特化型のAI SaaSを開発する。AI SaaSを開発することで、同AI SaaSを利用する事業者が、移動体データを高度に利活用したサービスの創出を早期化させることに資するサービス開発を行う。

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