冬の移籍マーケットがスタートして27日が経過し、さまざまなクラブがそれぞれに補強を行ってきた。
『Sportskeeda』は、「今冬まだ起こり得る5つの大型移籍」をピックアップして特集している。マーケットは残り3日、何が起こるのか…。
レイヴァン・クルザワ(PSG)
移籍先候補:アーセナル
アーセナルの新監督ミケル・アルテタは、左サイドバックの補強に動いている。セアド・コラシナツとキーラン・ティアニーが両方長期的な離脱を余儀なくされてしまったからだ。
若いブカヨ・サカが緊急的に左サイドバックとしてある程度の仕事はしているが、このシーズンの残りだけでも補強は必要だ。CL出場権を取れるかどうかで来季の状況は大きく変わる。
アルテタ監督が狙っているのはPSGの攻撃的なSBクルザワであると言われている。彼はフランスで今季11試合しか起用されておらず、500万ユーロ(およそ6億円)以上ならば交渉が可能だと伝えられている。
オリヴィエ・ジルー(チェルシー)
移籍先候補:インテル
チェルシーのFWオリヴィエ・ジルーは、今季プレミアリーグで5回しか使われていない。彼がフランク・ランパード監督の計画に入っていないことは明らかだが、それでも世界最高クラスのポストプレーヤーであることは間違いない。
彼は昨季のELでチェルシーを優勝に導いた選手の1人であり、重要な試合で活躍できるメンタルを持っている。ただ、今はタミー・アブラハムという生え抜きの若手が確固たる立場を手にしているだけだ。
ジルーは今冬のマーケットでかつての恩師アントニオ・コンテが率いるインテルに移籍するのではないかと言われている。ロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスに彼が加われば、世界有数のFW陣になりそうだが…。
エディンソン・カバーニ(PSG)
移籍先候補:アトレティコ・マドリー
パリ・サンジェルマンで記録的な得点記録を作ってきたエディンソン・カバーニは、現在クラブとの関係がこじれているようだ。契約が今季限りになっているため出場機会が減少しているが、カバーニ側はそれを敬意の欠如だとみなしている。
実力としてはこの32歳が世界有数の存在であることは周知の事実。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムが彼を狙っているという。この冬にも1500万ポンド(およそ21.8億円)ほどの移籍金で獲得できるとも。高額な給与さえ払えれば…。
ただ、カバーニはディエゴ・シメオネ氏が率いるアトレティコ・マドリーへの移籍を何年もの間求めていたと伝えられている。果たしてどのような結末を迎えるか。
クリスティアン・エリクセン(トッテナム)
移籍先候補:インテル
トッテナムで欲求不満な状況にある司令塔エリクセン。インテルへの移籍が近づいている…と報道はされているが、まだ合意には至っていない。
ピッチに出れば活躍するエリクセンであるが、契約は今季限りで満了を迎える予定で、本人もそれを更新するつもりがない。トッテナムはもうこのタイミングで売らなければ現金化できない。
インテルは1800万ユーロ(およそ21.6億円)ほどで彼を獲得したいと考えているが、トッテナムはもう少し高額の移籍金を求めている。とはいえここで売り逃すとタダになってしまうだけに…。
ブルーノ・フェルナンデス(スポルティング・リスボン)
移籍先候補:マンチェスター・ユナイテッド
この移籍話は「終わった」とも言われているが、それが信用できるのかどうか。サッカーの世界では破談と言われてもそこで全てが閉じられるわけではない。
スポルティング・リスボンの「点が取れる司令塔」ブルーノ・フェルナンデスは、昨年夏からマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されてきた。中盤での構成力を欠いているクラブにとって彼は願ってもない補強であり、エド・ウッドワードはチームを救うために動いている。
マンチェスター・ユナイテッドは彼の獲得のために8000万ユーロ(およそ96.1億円)ものお金を払うことを嫌がったと伝えられている。ただ、『Gianluca di marzio』はまだ話し合いが続いていると伝え、むしろ合意がある程度成立したとも主張している。果たしてどちらが正しいのか。