秋山加入のレッズがカステヤーノスを獲得 4年6400万ドル

日本時間1月28日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズはフリーエージェント市場に残る有力選手の1人であるニコラス・カステヤーノスと4年6400万ドルで契約合意に達したようだ。今オフのレッズは、2012年以来8年ぶりの地区優勝に向けてマイク・ムスターカス、秋山翔吾、ウェイド・マイリーを獲得するなど積極的な補強を展開。さらなる補強として、数球団が争奪戦に名乗りを上げていたカステヤーノスを獲得することに成功した。

複数の関係者によると、今回の4年契約にはオプトアウト(契約破棄)の条項が含まれており、カステヤーノスは今季終了後または来季終了後にオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントになることが可能となっているようだ。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みだが、カステヤーノスを獲得して打線のさらなるグレードアップに成功したことにより、レッズをナショナル・リーグ中部地区の優勝最有力候補に挙げる声も出始めている。

現在27歳のカステヤーノスは、昨季タイガースとカブスの2球団で合計151試合に出場して打率.289、58二塁打(メジャー最多)、27本塁打、73打点、OPS.863の好成績をマーク。特にカブス移籍後の51試合では打率.321、21二塁打、16本塁打、36打点、OPS1.002という素晴らしい活躍を見せた。2014年以降に放った229二塁打は、同期間ではムーキー・ベッツ(レッドソックス)と並んでメジャー最多タイの数字となっている。

今後は人員過剰気味の外野手の起用法に注目が集まるが、MLB公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは「カステヤーノスと秋山はレギュラーとしてプレイすることが予想される」としており、ニック・センゼル、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービン、スコット・シェブラーといった面々が外野の残り1枠を争うことになる。有望株のセンゼルにはトレード放出の可能性も浮上しており、レギュラー争いの行方はもちろん、今後のさらなる補強にも注目が集まりそうだ。

◆レッズのスタメン予想
(中)秋山翔吾
(一)ジョーイ・ボットー
(左)ニコラス・カステヤーノス
(三)エウヘニオ・スアレス
(二)マイク・ムスターカス
(右)ニック・センゼル/ジェシー・ウィンカー
(遊)フレディ・ギャルビス
(捕)タッカー・バーンハート

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