SNSを活用するノリス、「SNSはF1の舞台裏を見せるためであり、生活の一部」と語る

 マクラーレンのランド・ノリスはF1のグリッド上で最年少のドライバーであり、彼が他のどのドライバーよりもソーシャルメディアに夢中になっていることは、驚くに値しない。

「僕はこういう中で育ってきたんだ。僕の生活の一部なんだよ」とノリスは1月初旬にバーミンガムで開催されたオートスポーツ・インターナショナル・ショーで語っている。

「僕は小さな子どもだった頃からソーシャルメディアに露出してきた。もしかしたら早すぎたかもしれないけれどね!」

 ノリスはTwitterやInstagramに非常に高い頻度で投稿しており、ふたつのアカウントを合計すると150万人以上のフォロワーがいる。

 11月に20歳になったノリスは、F1での生活を垣間見せることでファンの関心を引くべくソーシャルメディアを利用している。そうでなければ、そういった部分は切り離され、見られることがないのだという。

「ただ僕がやりたいことなんだ。楽しんで、他の多くのドライバーでは見られないものを人々に提供している」

 観客に向けて話したノリスの言葉を、『Crash.net』は以下のように伝えている。

「あなたたちやファン、そして家にいる人たちに、より面白い舞台裏を見せることがすべてだ。F1ドライバーが何をしているのか、どんな行動をとるのか、どんなことに関心を示すのか。そういったことについてを、もっと知らせるためだ」

 オンラインでのeスポーツレーシングの大ファンでもあるノリスは、同じくF1ドライバーのマックス・フェルスタッペンと頻繁に対戦している。ノリスはライブストリーミング配信サービスのTwitchのユーザーでもあり、これはコース外での日常生活を見せるための、もうひとつの手段なのだと話す。

「僕が家でシミュレーターをやったり、ゲームをしている場面などを人々が見ているだけのことだ。他のドライバーは誰もやっていない」

「僕がどんなものを好きなのかを見せて、どんなものに興味があるのかを知ってもらう。気に入ってもらえているといいんだけど」とノリスは語った。

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