中国の廃プラスチック輸入制限に影響を受け、廃ペットボトル回収・輸出の(株)エコスポット・ソリューションズが破産

 (株)エコスポット・ソリューションズ(TSR企業コード:295463058、法人番号:1011101040379、本庄市緑2-16-12、登記上:新宿区新宿2-13-10、設立2002(平成14)年3月、資本金1000万円、圓子雄社長)は1月17日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には藤井幹晴弁護士(八重洲グローカル法律事務所、中央区京橋1-1-9、電話03-6281-9088)が選任された。
 負債総額は債権者72名に対して約4億9500万円。

 2002年3月に外資系の機械メーカーなどの出資により設立。当初は外資系メーカー製の空き缶・ペットボトルのリサイクル用機械の販売・保守を手掛けていた。
 しかし、販売が伸び悩み、スーパー店頭などでのペットボトルや古紙回収と輸出に業態を変更。2015年3月期には売上高約1億6400万円をあげていた。近年は廃ペットボトル価格の下落により採算が悪化していた。さらに、2017年末に中国がプラスチックごみの輸入制限を導入し、輸出量が大幅に減少。経営も限界に達し、今回の措置となった。

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