県高校新人大会は27日、各地でバレーボールとバスケットボールの2競技が行われ、バレーボールの男子は佐世保南が11年ぶり、女子は聖和女学院が6年ぶり、ともに5度目の優勝を飾った。
バレーボールの男子決勝は佐世保南が大村工に2-1で競り勝った。女子決勝は聖和女学院が純心女に2-1で逆転勝ちした。男女上位各4校は全九州選抜大会(2月8、9日・鹿児島)へ進む。
■男子・佐世保南 攻める気持ちを出せた
バレーボール男子で11年ぶりの頂点に立った佐世保南。準決勝で昨夏の県協会長杯決勝で敗れた長崎南山に雪辱を果たすと、決勝は大村工にフルセットの末に競り勝った。主将のリベロ古川は「勝負どころで引かずに攻める気持ちを出せた」と勝因を挙げた。
決勝は第1セットを25-23で先取した。第2セットは大村工の組織的な堅守につかまって15-25で落としたが、最終セットはMB馬場が「ブロックを中に寄せたい」と序盤に速攻を決めてサイドのマークを分散。強気のサーブも相手のレシーブを乱し、切り返しからエース入来、小森、吉村らがスパイクを決めて25-20で振り切った。
昨季からの主力が多く残る今季。まずは県王座をつかんで弾みをつけた。友松監督は「勝てたのは自信になる。たくさん課題も見えたので、これからに生かしたい」と先を見据えていた。