バレー女子 聖和女学院6年ぶり 長崎県高校新人大会

【バレーボール女子決勝、聖和女学院-純心女】第3セット、ブロックに跳ぶ聖和女学院の(左から)OP中村、MB岡住=島原市、島原復興アリーナ

 県高校新人大会は27日、各地でバレーボールとバスケットボールの2競技が行われ、バレーボールの男子は佐世保南が11年ぶり、女子は聖和女学院が6年ぶり、ともに5度目の優勝を飾った。
 バレーボールの男子決勝は佐世保南が大村工に2-1で競り勝った。女子決勝は聖和女学院が純心女に2-1で逆転勝ちした。男女上位各4校は全九州選抜大会(2月8、9日・鹿児島)へ進む。

 ■女子・聖和女学院 高速コンビで揺さぶる

 バレーボール女子の聖和女学院が6年ぶりに王座を奪回した。息の合った高速コンビで揺さぶり、準決勝は九州文化学園、決勝は純心女にフルセットの末に粘り勝ち。主将のセッター津田は「相手の崩し方をみんなで話し合って考えられた」と声を弾ませた。
 1本目のレシーブを速くセッターに返して、ブロックが手薄な選手にトスを上げる練習を繰り返してきた。この日はテンポの速い展開から、MB岡住、山下、WS中嶋、田口らが次々と加点。ライトから強打やフェイントを決めたOP中村は「ブロックが1人の時に上げてくれたから得点できた」と司令塔のトス回しに感謝しきりだった。
 その3人のセッターを使い分ける戦い方も、試合中に変化をもたらした。岡田監督は「まだ探りながらの段階。みんなのいいところを出し合っていきたい」とさらなる進化を期待していた。

© 株式会社長崎新聞社