新臨床試験で、アレン・カーの「禁煙セラピー」が英国の代表的NHS禁煙治療と同等の効果

新臨床試験で、アレン・カーの「禁煙セラピー」が英国の代表的NHS禁煙治療と同等の効果

AsiaNet 82607 (0118)

【ロンドン2020年1月23日PR Newswire=共同通信JBN】この種のもので最大かつ最も権威のある研究試験により、アレン・カーの「禁煙セラピー」(Allen Carr's Easyway(ACE))は現在、ニコチンパッチ、ガム、電子たばこに代わる臨床的に証明された非常に効果的な薬を使用しない代替策であることが確認され、この方法が国民健康保険(NHS)の適用になる道が開かれた。

薬物を全く使わないアレン・カーの「禁煙セラピー」は23日、ロンドン・サウスバンク大学が実施したランダム化比較試験(RCT)により、現在、英国NHSの代表的禁煙治療サービスが提供しているニコチンパッチ、ニコチンガム、その他のニコチン製品と、1対1のカウンセリングサービスに依存した手法を上回らないとしても、少なくともそれと同等の効果があることが分かり、大きな後押しを受けた。

この研究はロンドン・サウスバンク大学(LSBU)の嗜癖行動研究センター(Centre for Addictive Behaviours Research、CABR)とロンドン大学セントジョージ校が実施し、23日、学術誌Addiction(注1)に掲載された。

アレン・カーの「禁煙セラピー」は、禁煙目標日から6カ月後の禁煙率19%を達成しており、現在の代表的NHS禁煙治療サービスは15%だった。この独立して実施されたランダム化比較試験には620人が参加し、310人がACE、310人が専門サービス(NHS)を受けた。禁煙は、参加者の呼気中の1酸化炭素を測定することにより確認された。

23日に発表されたこの研究は、アレン・カーの「禁煙セラピー」はグループ療法で採用可能な薬を使用しない禁煙法であるため、その有効性が評価されたことは重要だと結論付けている。このため、アレン・カーの「禁煙セラピー」は公的あるいは助成医療環境において、実行可能な費用対効果の高いもう1つの治療オプションとなる可能性がある。

研究チームのダニエル・フリングス教授は「今回の結果は、アレン・カーの『禁煙セラピー』の有効性に説得力のある支持を与えている」とコメントしている。

今回のRCTの結果は、アレン・カーの「禁煙セラピー」の有効性を証明する最近のもう1つの査読済み独立研究を補完するものである。これはアイルランド政府が主導し、最近、英医学誌「Tobacco Control」(Keogan S, Li S, Clancy L. Tob Control 2019;28:414-419.)に掲載された研究で、アレン・カーの「禁煙セラピー」は現行のQuit.ieサービス(注2)の2倍近い効果があるとしている。詳細はhttps://www.allencarr.com/easyway-stop-smoking/allen-carr-better-than-irish-hse/)を参照。

Tobacco Free Research Institute Ireland(TFRI)所長のルーク・クランシー教授は「アレン・カーは、タバコ規制におけるわれわれの野心的目標の達成に役立つ大きな潜在力があるにもかかわらず、極めて不十分にしか使われていない治療法だ」と語った。

Allen Carr's Easywayのジョン・ダイシー・グローバル最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしている。

「当プログラムの成績が初めて1つではなく2つの臨床試験で発表された今日は、画期的な日だ。錠剤や服用薬、パッチではなく、会話法であることが、「禁煙セラピー」の臨床試験による評価に制限を加え「現実世界」での成功率を大幅に過小評価していることに疑いの余地はない。とは言え、そうした制限された環境下でも、この方法が少なくともNHS、地方保健当局、世界各国政府の保健部門で現在、提供されている薬やニコチンベースのプログラムと比べて同等か、それを上回る効果があると認められたことをうれしく思う」

「ニコチンパッチ、ガム、その他のニコチン製品に、英国だけで年間3000万ポンド(注3)の税金が使われており、過去20年間に英国で処方されたニコチンは推定9億ポンドに上る。今回の結果で、この薬を使用しない100%安全で迅速かつ簡単な方法がNHS、アイルランド健康保険、および当社が事業を展開する50カ国の健康保険を通じて利用可能になる道が開かれるはずだ」

アイルランドの試験結果は、アレン・カーの「禁煙セラピー」の禁煙率が常にQuit.ieより優れていることを示し、1、3、6、12カ月の時点で常により高い禁煙率を達成(ほぼ2倍)しており、ロンドンの試験結果は、6カ月の成功率がNHSの代表的サービスの15%に対し、アレン・カーの「禁煙セラピー」は19%だったことを示している。

ジョン・ダイシー氏はさらに「当面は収まりそうにない電子たばこをめぐる現在進行中の論争を考えれば、今回の結果を受け、英公衆衛生庁とアイルランド保健医療執行官(HSE)は、アレン・カーの「禁煙セラピー」がニコチンゼロ、100%安全で、現在利用可能な方法に代わる人気の方法として、自信を持って提供できるようになるはずだ」と続けた。

影響力のある欧州呼吸器学会たばこ規制委員会の委員長であるソフィア・ラバラ教授は、アイルランドの研究を大歓迎し「この研究は非常に有益で、アレン・カーが検証済みの禁煙方法になるのをさらに30年待つ必要がないことを願っている」と語った。

アレン・カーの「禁煙セラピー」は、ニコチン、ニコチン物質、パッチ、あるいはその他の医薬品に依存していない。それは、人々が喫煙する理由に対する挑戦であり、ほとんどの人は喫煙をやめるだけでなく、実際に喫煙したいと思わなくなると報告している。

▽編集者注意
*ロンドンで創設され、そこに拠点を置くアレン・カーの「禁煙セラピー」(Allen Carr's Easyway)は、世界で最も成功している禁煙方法である。アレン・カーの「禁煙セラピー」は30年以上にわたり世界中で推定3000万人の依存症の人々を治療してきた。

*ジョン・ダイシー・グローバルCEOのインタビューはリクエストによって可能。

*ダイシー氏は、アレン・カーの「禁煙セラピー」で禁煙に成功するまで、1日80本の喫煙者だった。

*メディアの取材用やお試しの無料セッションもリクエストによって可能。

*アレン・カーの「禁煙セラピー」は世界50カ国以上にクリニックがあり、この方法はさまざまな有名人やオピニオンリーダーに支持されている。

*事例研究もリクエストによって可能。

*アレン・カーの「禁煙セラピー」は、セミナー終了後のサポートと返金保証を含め、1人299ポンド/320.00ユーロで英国とアイルランドの全域で利用可能。

*Vitality Health Insuranceは、10年以上にわたってアレン・カーの「禁煙セラピー」を法人および個人の保険契約者に無料で提供している。

*Google、UBS、Facebook、Vodafone、ソニー、フォード、BP、ユニリーバ、トタル、ファイザー、イケア、JCB、Telefonica、BMW、ネスレなどのグローバル企業は長年にわたり、アレン・カーの「禁煙セラピー」を従業員の福利厚生事業として提供している。

(注1)Source: Frings D, Albery IP, Moss AC, Brunger H, Burghela M, White S, and Wood KV (2020) Comparison of Allen Carr's Easyway programme with a specialist behavioural and pharmacological smoking cessation support service: A randomised controlled trial. Addiction 115: doi: 10.1111/add.14897. Full findings here [https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/add.14897].

(注2)Source of quote:
https://www.imt.ie/news/smokers-twice-likely-quit-smoking-using-allen-carr-method-study-reveals-25-06-2019/

(注3)Source of NHS NRT cost: Number of people using NHS stop smoking services continues to fall BMJ 2017 ; ; 358 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.j3936(Published 18 August 2017)

ソース:Allen Carr's Easyway