Rソックスとパドレスのトレード交渉 金銭負担で隔たり

ムーキー・ベッツ(レッドソックス)の獲得を目指すパドレスに関して、交換要員の具体的な名前が浮上し始めている。地元紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューンのケビン・エイシーによると、パドレスがベッツを獲得する際、若手メジャーリーガー2人とプロスペクト1人を放出し、さらにウィル・マイヤーズをレッドソックスに引き取ってもらう形で交渉が進められる可能性があるようだ。ただし、マイヤーズの残り3年6100万ドルの契約について、レッドソックスが負担する金額の面で両球団の間には隔たりがあり、それがトレード成立に向けての障壁になっていると見られる。

エイシーによると、パドレスはマイヤーズに加え、マニュエル・マーゴとジョシュ・ネイラーのどちらか、カル・クアントリルとジョーイ・ルケーシーのどちらか、そしてプロスペクト1人を放出してベッツを獲得することを望んでいるという。25歳のマーゴはすでに4シーズンのメジャー経験があり、昨季は151試合に出場して打率.234、12本塁打、20盗塁、OPS.691を記録。22歳のネイラーは昨季メジャーデビューを果たし、94試合で打率.249、8本塁打、32打点、OPS.719をマークした。24歳のクアントリルも昨季のデビュー組で、23試合(うち18先発)に登板して6勝8敗、防御率5.16、89奪三振。26歳のルケーシーはメジャー2年目の昨季、初めて規定投球回をクリアして30先発で10勝10敗、防御率4.18、158奪三振という成績を残した。

問題のマイヤーズは、パドレスと3年6100万ドルの契約を残しており、レッドソックスはその半分程度までしか負担する意思がないものの、パドレスは75%前後をレッドソックスに負担してもらいたいと考えているようだ。この隔たりが解消されない限り、両球団の間でトレードが成立することはないだろう。なお、29歳のマイヤーズは6年8300万ドルの大型契約の3年目となった昨季、155試合に出場したものの打率.239、18本塁打、53打点、16盗塁、OPS.739という低調な成績に終わっている。

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