人吉球磨のお茶、グッド 外国人対象のモニターツアー

お茶の入れ方を学ぶモニターツアーの参加者=人吉市

 人吉球磨地域の茶販売業者や茶農家などでつくる「お茶の新産地形成プロジェクトチーム」とくま農業活性化協議会は18日、外国人観光客に地元特産の茶の素晴らしさをPRするためのモニターツアーを実施した。

 ツアーには県内在住の外国語指導助手(ALT)や留学生22人が参加。相良村の茶農家の茶園を見学後、あさぎり町の「食・農・人 総合研究所 リュウキンカの郷[さと]」でお茶を使った茶めしや団子、豆腐などの料理を味わった。

 人吉市の茶販売業・立山商店では、玉露や番茶、抹茶など製法が異なる10種類の茶の飲み比べを体験。お茶の入れ方なども学んだ。

 米コロラド州出身で、上天草市のALT、ケリー・ガスライトさん(25)は「日本のお茶は味が複雑で、深い。優しい味の番茶が好きです」と話した。(吉田紳一)

熊本日日新聞 2020年1月22日掲載

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