『ジープ・ラングラー アンリミテッド』に、原点の名を冠した限定車”ウィリス”が登場

 北米を代表するクロスカントリーSUV『Jeep Wrangler(ジープ・ラングラー)』の4ドアモデルに、同車のルーツであり4WD車両の先駆けとなった『ウィリスオーバーランドCJ-3A』にインスピレーションを得た限定車『Wrangler Unlimited Willys(アンリミテッド・ウィリス)』が登場。2月8日より300台限定で発売開始となる。

 この限定車着想の原点となった『ウィリスオーバーランドCJ-3A』は、1948年に発表され、従来は軍用車として認知されていたオフロード車を民間用として広く普及させたモデルとして知られており、クロスカントリーの楽しみを幅広いユーザーに提供した民生用4WDの始祖とも呼べる存在だ。

 また、CJ-3Aはその先代モデルにあたるCJ-2Aに対して、エクステリアに手が加えられると同時に、トランスミッションやリアアクスルといったメカニズムも強化され、よりタフな走りを実現していた。

 そのCJ-3Aに敬意を表し、今回の限定車『ジープ・ラングラー アンリミテッド・ウィリス』では、そうした祖先の特徴を受け継ぎ、専用エクステリアパーツやオフロード性能を高める装備が採用されている。

 エクステリアでは、ブラック仕上げとなる専用グリルやグロスブラックの17インチアルミホイール、エンジンフードの“WILLYS”デカールやリヤゲートの“4 WHEEL DRIVE”デカール、そしてマットブラック仕上げの“Jeep”バッジなどにより、ベース車(アンリミテッド・スポーツ3.6L)との差別化が図られ、アクティブな外観が演出された。

 また、岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレールや、タイヤの空転を抑制しトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ハードコアモデルの『ルビコン』と共通の、Dana社製M220リヤアクスルを搭載し、厳しい環境下でも優れた走破性を発揮する。

 ボディカラーは、ベース車には設定のないスティンググレーC/C(限定200台)と、ブラックC/C(同100台)の2色が設定され、価格は521万円となっている。

ブラック仕上げとなる専用グリルや、エンジンフードには”WILLYS”デカールも
2種類のボディカラーに対し、内装はいずれもブラックの組み合わせとなる
岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレールや、タイヤの空転を抑制しトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャルなども装備した

公式サイト:https://www.jeep-japan.com/special_models/wrangler-willys.html

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