中村哲さんに市民栄誉賞

かんがい事業のモデル福岡・朝倉

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 福岡県朝倉市は28日、昨年12月にアフガニスタンで殺害された非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の医師中村哲さんに市民栄誉賞を授与すると発表した。2月24日に追悼行事を開き、長女秋子さんに贈呈する予定。中村さんは福岡出身で、同市を流れる筑後川の「山田堰」をモデルにしてアフガンでかんがい事業に取り組んでいた。

 アフガンが2000年に干ばつに襲われた後、中村さんは出身地の福岡で江戸時代に造られた山田堰を何度か視察し、敷き詰めた石で水を導く仕組みに注目。大掛かりな重機を使わずに築造や維持ができるとして、この技術をアフガン東部で活用し、農地の復興を推進した。