《桐谷健太＆東出昌大インタビュー》「ケイジとケンジ」で異色バディに。「本番にバッと出てくるものを楽しみに」

《桐谷健太＆東出昌大インタビュー》「ケイジとケンジ」で異色バディに。「本番にバッと出てくるものを楽しみに」

元体育教師の走り出したら止まらない熱血刑事・仲井戸豪太（桐谷健太）と、頭脳明晰過ぎて逆にズレている（!?）東大卒の頭でっかちな超エリート検事・真島修平（東出昌大）がぶつかりながらも、事件を解決していく姿を描く連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」（テレビ朝日系）。共演経験もあり、息の合った2人に作品の見どころなどを聞いた。

桐谷「俺ら、2人合わせて370cmの高身長コンビなんです」

東出「そうなんですか!?（笑）」

桐谷「資料に書いてあったよ。でも俺、182cmに近いので本当は371cmなんだけど…まぁ、それはいいです（笑）。身長はだいぶ東出が貢献しています！」

東出「いやいや（笑）」

桐谷「俺らは映画『GONIN サーガ』（2015年）でも共演していて、その時は血はつながっていないけど兄弟みたいな役だったよね」

東出「そうでした！」

桐谷「当時から東出は素直でかわいくて、“身長が俺より低かったらいっぱい頭をナデナデしていたんだろうな”って感じるような男の子でした。すごく周りを見ていて気遣いもできるし、そういういいところは俺も盗んでいきたいな、と！」

東出「桐谷さんはお芝居でも、普段の人間関係の距離感の取り方でも全部が自然体で、さらに全力を出されているという印象です。この先輩となら今期最強のバディになれると確信しています。しかも、こんなに人間関係が完成されている状態でクランクインしたことはなかなかないので、お互い人となりを知っているがゆえのバディ感で見たことのないお芝居の境地に到達できたらな、と思っています」

桐谷「そうだね！ 今回、どう演じようっていうのはあまり考えていなくて、俺の中にも豪太がいるし、東出の中にも修平を感じるから、一緒にやる上で本番にバッと出てくるものを楽しみにしています。楽しみといえば、共演者のみんなの波長とか会話劇もすごく面白いので、その流れでみんなでちょこちょこ食事にも行けたらすごい楽しそうやなって思います」

東出「あ～、楽しそうですね！」

桐谷「そんな時間が取れたら最高だけど、時間あればいいなぁ！（笑）」

東出「ドラマのストーリーに関しては、最終的に修平とみなみさん（仲井戸みなみ／比嘉愛未）が結婚して、ポルトガルに新婚旅行に行くことを期待しています。海外ロケに行けるので！」

桐谷「（さえぎって）いやいや、みなみの兄を演じている身として、絶対そんなのさせない（笑）。結婚式のシーンとか、実は俺も1回想像したけど…、“いや、絶対ないな！ それは違うぞ”と（笑）」

東出「あははは！」

桐谷「豪太と修平が持っているバカさ加減とアホな感じは最後までずっとなくならないでほしいです。2人の成長も見たいですが、単純に、“この愛すべきアホなヤツらに会いたい、アイツら今日は何してんのやろ、どんなことするんやろ”みたいに思われるような、愛されるバディになれたらいいなと思っています」

■“24時”間だけ2人で自由に過ごすなら？

桐谷「趣味が多い東出に委ねる！ でも、将棋は…（笑）」

東出「24時間ぶっ続けですしね（笑）」

桐谷「次の日に響きそう（笑）」

東出「じゃあ、キャンプですかね」

桐谷「おぉ、いいね！」

東出「都会から離れて、荷物はなるべく少なくします。いろいろ持ってきちゃうと都市生活と変わらなくなるので、あえて不便を楽しむのが面白いと思うんですよ。で、僕はウイスキーを、桐谷さんはおすすめのワインを持ってきて、簡単な食事を作って食べながらワインを1本空けて、その後は焚き火をゆっくり眺めながら、無音の中でウイスキーをちびちびやって、お話をするっていう…」

桐谷「めっちゃ楽しそう。でもベロッベロになるやろうな（笑）」

東出「『桐谷さん、星!!』とかって、すごいハイテンションで星を紹介するかもしれません（笑）」

桐谷「あははは！ でも絶対思い出になるし、本当に実現したい！」

東出「いつか行きましょう！」

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取材・文／四戸咲子 撮影／岡本武志
ヘア＆メーク／若林幸子［MARVEE］（桐谷）、AMANO（東出） スタイリング／岡井雄介（桐谷）、岩本起法子（東出）