Rソックスが元GG賞一塁手・モアランドと1年250万ドルで再契約

日本時間1月29日、レッドソックスは自軍からフリーエージェントとなっていた一塁手、ミッチ・モアランドとの再契約を発表した。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、契約条件は1年250万ドルで、2021年の契約は年俸300万ドルの球団オプションとなっているようだ。なお、モアランドとの再契約に伴い、ロースターの枠を空けるために右腕のデニー・レイエスがDFAとなった。

現在34歳のモアランドはレッドソックス3年目となった昨季、91試合に出場して打率.252、19本塁打、58打点、OPS.835を記録。2度の故障者リスト入りがあったため出場試合数は5年ぶりに3ケタに届かなかったものの、打率、出塁率(.328)、長打率(.507)、OPSはいずれもレッドソックス加入後ベストの数字だった(長打率とOPSはキャリアハイ)。

右腕に強く、左腕を苦手としているのも例年通りで、右腕には打率.262、18本塁打、OPS.887の好成績をマーク(対左腕は打率.204、1本塁打、OPS.598)。今季はマイケル・チェイビスやボビー・ダルベック(ともに右打者)との併用が予想される。また、レンジャーズ時代の2016年にゴールドグラブ賞を受賞した一塁守備も安定しており、失策は3つだけだった。

2010年にメジャーデビューを果たしたモアランドは、最初の7年間をレンジャーズで過ごし、2017年からはレッドソックスでプレイ。通算1137試合に出場して932安打、打率.251、166本塁打、559打点、OPS.763を記録しており、今季は通算1000安打の達成が濃厚だ。2018年には前半戦に打率.278、11本塁打、46打点、OPS.853をマークして自身初となるオールスター・ゲーム選出。この年はポストシーズンで打率.294、OPS.898の活躍を見せ、チームのワールドシリーズ制覇にも貢献した。

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