白タク利用防止 空港で呼びかけ 長崎運輸支局

長崎運輸支局の職員(左)から手渡されたチラシに目を通す搭乗客=長崎空港

 自家用車を使ったタクシー、貸し切りバス行為(白タク、白バス)を防止しようと、国土交通省九州運輸局長崎運輸支局は27日、大村市の長崎空港で啓発活動を実施した。
 中国人が多く来日する春節(旧正月)に合わせ、白タク行為の違法性を周知しようと実施。同支局の職員4人が、長崎-上海便で到着した搭乗客に、白タクの危険性や見分け方を英語や中国語などでまとめたチラシを手渡した。
 同支局の大久保栄作首席専門官は「白タク行為は県内ではまだ確認されていないが、今後クルーズ船の寄港が増えれば問題となる可能性もある。違法だと知らない旅行者もおり、安全安心な旅行を楽しんでもらうためにも周知活動に力を入れたい」と話した。

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