「ヨガを始めてから人生が変わりました」 ダイエット、人前で話すのが苦でなくなる、など不思議な効果がある!?

ピジョンポーズ

ヨガが日本に上陸し、流行したのは20年近く前になるのでしょうか。現在でも女性に人気です。まだヨガを体験していない人やヨガとは何かまだ分からない人の為に、インストラクターの飯田くにこさんにお話しを伺いました。

――ヨガの効果を教えて下さい。

「ヨガの効果は数えきれません。フィジカル部分で言えば、柔軟性、コアを鍛える、バランスが取りやすくなる。姿勢が良くなる。怪我をしにくくなる。などなどダイエットにも効果的ですし健康な体を作ることができます。メンタル面で言えば、精神的なリラックス効果。自分自身をコントロールしやすくなる。 うつの改善。強靭な精神力。ポジティブチンキングへの変換などなど様々です」

――ヨガが流行っているようですがなぜでしょう。

「日本でもNYでもヨガブームは衰えることはありません。ヨガの種類もたくさん増えてきてます。ヨガというと単にフィジカル部分に注目される方が多いかもしれませんが、メンタルと大きく関わっており、ヨガのアーサナで体を鍛えてメディテーションでマインドをフラットにし安定した心身を作り上げることができます。

日本では常温のヨガ、ホットヨガ、岩盤浴で行うヨガ、海で行うサップヨガ、空中で行うエアリアルヨガ、顔だけを使って行う顔ヨガ、ペットと一緒に行うペットヨガ、赤ちゃんと一緒に行うベビーヨガ、妊娠中の方のためのマタニティヨガ……などなど様々なヨガがあります。大人から子供までそして男性、女性問わず皆が健康的な生活を送るためにヨガは日常生活にまで浸透しております」

――そんなに流行しているのですか。NYと日本のヨガの違いはあるのでしょうか。

「現在はソーシャルメディアも普及しているので日本でもNY感あるレッスンも増えてきているようにも感じます。NYは、流行の最先端と言ってもいいくらい新しいことがどんどんヨガにも取り入れられています。
例えば、暗闇の中でアメリカンポップミュージックやヒップホップなどクラブみたいな状態で行うヨガやワインやカクテルを飲みながら行うワインヨガ、裸で行うネイキッドヨガなど絶対日本人の感覚ではありえないことが発想されています。

日本のヨガはアナトミーにフォーカスされているので安全性を重視しているので初心者向けにはとても良いかと思います。

NYでは全ての責任は自身にあるのでアドバンスクラスのヨガなんかは本当に手を使わずにヘッドスタンドしたりレッスン中にハンドスタンド、スコーピオンなど難しいポーズが満載だったりしますので危険性も多少あります。
NYヨガはフロー重視でとにかく自身の体を使って楽しむ事にフォーカスされている気がします。内装や音楽も流行を取り入れています。

日本は安全性を重視しているのでレッスンによっては物足りなさを感じることも多少ありますが万人受けするようにスタジオがレッスン構成をしているかなと思うところもあります。
どちらが良いとか悪いではなく自身にあったスタジオを見つけてヨガを一過性のものにするのではなく生活の一部として楽しみながら取り入れていければ良いかと思います」

――飯田さんがヨガを始めたきっかけは何でしょう。

「私は学生時代無理なダイエットを行い、体を壊しました。体を壊すとともに精神的にも不安定な状態となり、人前で物を食べることや人前で話こともできなくなりました。

スタイルをキープしたいという気持ちから、激しい運動と極端な食事制限をしておりましたが、成人となりジムでヨガレッスンに参加したところ何か無理をしていたものがフッと落ちた気持ちを初めて感じました。

それからヨガにハマり精神的なコントロールをすることができるようになり、食事を摂っても、それまではひどい罪悪感ばかりでしたが全くそれがなくなりました。

今は何でも食べれますし、人前で話すことも抵抗なくなりました。ヨガを始めてから人生が変わりました。趣味で始めたヨガですがそれを心から愛し、20代は秘書として就職していましたが退職後資格取得でオーストラリアに行きました。帰国後スタジオ運営やメディアにも出演させていただくことが増え出版のお話監修などそれが今は私の本職となりました。

現在では取得が困難とされるアメリカでO1ビザ(通称アーティストビザ)を取得し本場ニューヨークのスタジオやホテルで活動させて頂いております」
そして飯田さんはこう結んでくれました。

「ヨガは私の人生そのものです」

飯田さんがCEO勤めるkunistyle株式会社
http://kunistyle.com
(インタビュー◎編集部 写真提供・飯田くにこさん)

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