Googleマップを利用した交通サービス、北海道・道南で開始 経路検索や企画乗車券の販売など

北海道は、道南地域でバス、鉄道・路面電車、フェリー事業者とともに、地域住民や観光客の利用者増加と収益力向上を目指し、Googleマップでの経路検索と定額企画乗車券をウェブ上で購入・利用できるサービス「DohNa(ドーナ)!!」を1月30日からスタートする。

「DohNa!!」の概要

各交通事業者が、自社で標準情報フォーマット(GTFSデータ) を作成し、Google Maps上に掲載、経路検索をできるようにするとともに、 目的地への地図、運行(運航)経路、ダイヤ、運賃をGoogleマップで検索、その画面から企画乗車券のサイトへ移動し、購入したスマホ乗車券を乗務員に示すことで乗降できる。さまざまなの交通モードをつなげることで地域住民のスムーズな移動環境を構築するほか、外国人の利用者も多いGoogleマップをサービスの軸に据えることで、観光面での活用も期待されている。バス一日乗り放題といった定額の企画乗車券もウェブ上で購入・決済・使用できるようにする予定だ。

Googleマップでの経路検索は2月から順次実施し、拡大していく方針だ。そのほか、2月17~21日まで函館バスの元町・ベイエリア周遊号で企画乗車券のQRコード認証も実施する予定。 実施期間は2020年1月30日から2月29日までで、3月以降の継続を検討しているとのことだ。

参加交通事業者(11社)

【バス4社】

函館バス株式会社、函館タクシー株式会社(函館帝産バス)、 有限会社大沼交通、北海道観光バス株式会社

【鉄軌道3社]1

北海道函館支社、道南いさりび鉄道株式会社、函館市企業局交通部

【フェリー4社】

ハートランドフェリー株式会社、津軽海峡フェリー株式会社、青函フェリー(共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社の共同運行)

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