観測船しらせ、昭和基地とお別れ

汽笛響かせ、一足先に「離岸」

©一般社団法人共同通信社

遠ざかる南極観測船「しらせ」に手を振る第61次越冬隊員ら=29日、昭和基地(南極観測隊同行記者撮影)

 【昭和基地=南極観測隊同行記者】第61次南極観測隊を昭和基地に運んだ観測船「しらせ」が29日午前8時半(日本時間同日午後2時半)ごろ、基地のある東オングル島の沖を一足先に「離岸」した。今後、活動期間が終わる観測隊員をヘリコプターで収容して帰国の途に就く。

 「ぶーっ」と長い汽笛の音を響かせ、少しずつ遠ざかるオレンジ色の船体。しらせが見える岬では、このあとも約1年間を基地で過ごすことになる第61次越冬隊員ら約30人が「ありがとう」「忘れ物ない?」と書いた横断幕を手に見送った。

 帰国する隊員をしらせへ収容するヘリコプターは2月4日が最後になる見通し。