6000個積み木に夢中 松浦の保育所で「木育てツアー」

積み木を積み上げて遊ぶ園児=松浦市、上志佐保育所

 木育に力を入れている長崎県松浦市で28日、「木(こ)育て積み木ツアー」があり、保育園児が6千個の積み木を使った遊びを楽しんだ。
 県環境アドバイザー制度を活用した環境教育イベント。積み木遊びを通じて、園児が身近な自然や環境に関心を持ち、自然を大切に考え行動できる「人」に育つためのきっかけ作りにするのが目的。県環境アドバイザーで、佐世保市で保育園などを運営している衣川(きぬがわ)圭太さん(42)が、県産ヒノキで作った四角、長方形、台形の3種類の積み木6千個を持参して松浦市の鷹島保育園(坂本富実代園長、51人)と上志佐保育所(三木和枝所長、40人)を訪問した。
 上志佐保育所では2歳児から6歳児の25人が、ヒノキの良い香りのする大量の積み木に歓声を上げながら、ロケットやピラミッド、タワーなどを夢中になって積み上げていた。宮永結斗(ゆいと)ちゃん(6)は「積み木を崩して、また作るのが楽しかった」と笑顔で話した。
 鷹島保育園でも25人の園児が積み木遊びを楽しんだ。

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