森崎ウィンと「キャッツ」の驚きの縁とは? 名曲盛りだくさん! 楽曲の魅力に迫る

森崎ウィンと「キャッツ」の驚きの縁とは? 名曲盛りだくさん! 楽曲の魅力に迫る

全世界の累計観客動員数8100万人、日本公演通算1万回を記録するなど、1981年のロンドン初演以来、今なお世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」。1月24日には実写版映画が公開され、日本中で話題になっていますよね! 1月31日放送の「ららら♪クラシック」(NHK Eテレ)では、映画の日本語吹き替え版の声優を担当した森崎ウィンさんと、高橋あず美さんがゲストで登場。“現代のモーツァルト”の異名をもつ作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバーが手掛けた「キャッツ」の楽曲の魅力に迫ります。さらに、日本語吹き替え版「キャッツ」の音楽プロデュースを担当された蔦谷好位置さんのピアノに乗せて、高橋さんが名曲「メモリー」も披露!

収録を終えた森崎さんは「普段聞けないお話が聞けて勉強になりました。ミュージカル『キャッツ』の初演当時の時代背景や歴史、どんなことが起きたのかをもっと知りたくなりました。ロイド・ウェバーが劇中の楽曲を通して、どんなメッセージを送りたかったのかに興味があります」と意欲にあふれるコメントを。「キャッツ」の思い出について聞かれると、「去年ロサンゼルスに行った時、本場のミュージカルが見たいと思っていたら、偶然『キャッツ』の公演があり、その時に初めて見ました。本当に圧倒されたし、劇中の曲がすごく気に入ったのでSNSにアップしたんです。それを見た関係者の方が『吹き替え版のオーディションを受けませんか?』と声を掛けてくださり、今回選ばれました。こんなことってあるんですね(笑)」と、笑顔で驚きの縁を明かしてくれました。何げないSNSでの発信が大きな仕事につながるなんてすごいですね!

アフレコに関しては「初めての経験だったので、とにかく練習をたくさんしました。やってみると、声だけで役を演じることのすごさを実感しました。感情を込めて歌ったつもりでも、いざ聞いてみると違ったりするので、声だけに全てを乗せて届ける難しさが初めて分かりました」と、声だけで演技をする大変さを感じたようです。

今回の収録で、息の合ったピアノと歌声で「メモリー」を披露した高橋さんと蔦谷さん。演奏を終えた感想を聞かれると、高橋さんは「映画の試写を見てから歌ったのが今日初めてだったので、自分の中で映像が浮かんで、より一層感情を込めて歌うことができました」と作品の世界観を十分に感じながら歌えた様子。ピアノを演奏された蔦谷さんは「高橋さんは歌と役を理解していて、研究と練習を重ねてきた人だなと。技術はもちろん、努力を怠っていないからこそ、すごく自由に歌っていてすてきだなと思いました」と、高橋さんとの共演を振り返っていました。記者も間近で聴くことができましたが、とても力強くて感情豊かな歌声に、リハーサルから聴き入ってしまいました…。ピアノの生演奏も相まって最高の雰囲気で名曲を聴くことができるので、放送をお楽しみに!

作曲家のロイド・ウェバーが作る音楽のルーツや、人々の心を打つ秘密に迫る今回の放送。子どもの頃に「キャッツ」の音楽を聴いて衝撃を受けたという蔦谷さんの解説も交えながら、名曲の数々を生み出したロイド・ウェバーの魅力をお届けします。この番組をきっかけに、少しだけクラシックやミュージカルを身近に感じてみませんか?

【番組情報】


「ららら♪クラシック」
NHK Eテレ
1月31日 午後9:00~9:30

NHK担当 M・M

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